『イギリス英語は落とし穴だらけ』英国留学前に読むべき本!

イギリス英語は落とし穴だらけ

写真: イギリス英語は落とし穴だらけ, 出典: 当サイト

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【書評】『イギリス英語は落とし穴だらけ』を読んだ感想とレビュー

こんにちは!Aoneko( @blue_cats03)です。

今回は、スティーブ・モリヤマ氏の『イギリス英語は落とし穴だらけ』を紹介したいと思います。

スティーブ・モリヤマ(Steve Moriyama)は、ベルギー在住の英国会計士兼作家であり、森山進名義でもご活動されています。

 

 

 

イギリス留学前に読んでおきたい一冊

イギリス英語は落とし穴だらけ』は、イギリス文化とイギリス人の美徳に焦点を当てながらイギリス英語を解説した書籍です。

イギリス人は、アメリカ人とは違い、「No」とは言わずに、うまく間合いを取ったり、同意できないときに持論を展開することがよくあります。イギリス人がよく使用する緩衝材的表現や枕詞を学ぶことで、彼らの本心を知ることができます。

これから留学をされる方は、留学前にぜひ『イギリス英語は落とし穴だらけ』を手にとってほしいです。

 

 

イギリス人は控え目な性格、アメリカ人との違い

イギリス人に"How are you?" と挨拶すると、たいてい "Not too bad"と返ってきます。ただ、この表現を文義通りに「それほど悪くない」と捉えるのは間違いで、彼らイギリス人は、"Not too bad" を調子の良い時に使います。

 

あおねこ
あおねこ

アメリカ人なら、"Great" "Fine" などを使いますよね。これがイギリス人の性格です。

 

イギリス英語は落とし穴だらけ』では、上記のような大袈裟な表現や強い表現を好まないイギリス人の性格を詳しく解説しており、"Understatement(控え目に言うこと)" が美徳のイギリス人の精神を深く学ぶことができます。

 

 

イギリス英語っぽく話すコツ

イギリス英語は落とし穴だらけ』では、イギリス英語っぽく話すコツが書かれています。その1つは、"a bit" を使用することです。

確かに日常会話でも "It’s a bit chilly (今日寒いね)" などのようにイギリス人は、 "a bit" をよく使用します。

 

 

 

ビジネスシーンにおいても同様に、仕事量が多い時もイギリス人は、"I think it will take a bit of getting used to." などと言います。控え目を美徳とするイギリス人らしい表現ですね。

 

あおねこ
あおねこ

同じシチュエーションでもアメリカ人は"a lot of" を使うことが多いです。

 

 

『イギリス英語は落とし穴だらけ』の口コミ・感想・レビュー

イギリス英語は落とし穴だらけ』の口コミや感想をTwitterで調べてみました。

読者の感想を見る限り、書籍の内容は面白いけど、英語上級者向きの一冊という点は拭えませんね。

センテンスの中に含まれる皮肉や猜疑心など、イギリス人の機微を学ぶ書籍としては秀逸で面白いですが、マニアックな部分もあるため、イギリス英語の表現方法をしっかりと学びたい方や、イギリス人の性格などを学びたい方にオススメの一冊といえるでしょう。

 

あおねこ
あおねこ

個人的には学ぶことが多く、良書だと思いました。

 

 

 

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参考文献

本記事は、スティーブ・モリヤマ氏の『イギリス英語は落とし穴だらけ』の書籍を基に記載しております。

この書籍は、イギリス英語の細かい表現もしっかりと解説しているため、イギリスに留学する方やイギリスに暮らしながら働く方など、ある程度、高度な英会話を駆使している人にとっては、ためになる一冊だと思います。

 

あおねこ
あおねこ

控え目を美徳とするイギリス人の精神を学ぶことができる一冊です!

 

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