オックスブリッジ(Oxbridge)は国立大学であり私立でもある
こんにちは!Aoneko( @blue_cats03)です。
今回は、オックスフォード大学(University of Oxford)とケンブリッジ大学(University of Cambridge)のカレッジについての記事です。
オックスフォード大学・ケンブリッジ大学(オックスブリッジ)のカレッジは独立採算の私立の位置付けになります。一方で、オックスブリッジの学部は国立大学です。なので、オックスブリッジは学部とカレッジ(国立と私立)の二重構造(デュアル・ストラクチャー)と言えます。https://t.co/awOTXm7yzf
— Aoneko Lab (@blue_cats03) October 8, 2020
当サイトの『オックスフォード大学の学生生活』の記事を執筆してくれたEMIさんにオックスブリッジのカレッジについてヒアリングしてみました。
結論から言うと、オックスフォード大学とケンブリッジ大学は学部とカレッジの二重構造(デュアル・ストラクチャー)を持っており、"department" や "faculty" と呼ばれる学部は、通常、私たちがイメージする大学と同様です。他方で、オックスブリッジのカレッジは独立採算の私立の位置付けになり、カレッジの中で学び、食事をし、寝るといった、いわばカレッジが学業と生活の基盤になります。
イギリスの大学はバッキンガム大学(University of Buckingham)を除くと、事実上すべて国立大学ですので、オックスブリッジの学生は、国立大学の学部と私立のカレッジの2つに籍を置くことになります。
ただし、ケンブリッジ大学とオックスフォード大学は国立だが、これらの構成要素であるカレッジは私立の財団のようなものであるところがややこしい。 #university
— 平野雅章 Masaaki HIRANO (@Masaaki_HIRANO) April 4, 2010
国立のオックスフォード大学・ケンブリッジ大学に入学するためには、私立のカレッジの入試にパスしなければならないという矛盾がありますが、オックスフォード大学・ケンブリッジ大学に入学したいのであれば、イギリスの歴史的伝統ルールに従わなければなりません。
オックスブリッジ(Oxbridge)の授業形態
次に学部とカレッジの授業形態についてです。学部もカレッジもそれぞれ独自の建物を持っており、学部では、学部所属の教員が学部の建物で講義を行います。
一方、カレッジでは講義も少しはありますが、授業の中心はスーパーヴィジョンと呼ばれる個人授業が中心です。
個人授業は、週1回1時間ほど、カレッジの教員が一対一でいろいろと指導します。この伝統こそが
オックスブリッジの最も贅沢な授業方法と言えるでしょう。
少人数教育を重んじるイギリス
日本のような大講堂で講義を行う授業はイギリスでは評判が悪く、特にオックスフォード大学・ケンブリッジ大学では、スーパーヴィジョンのような少人数教育をいかにして維持していくかに力が注がれています。
オックスブリッジ(Oxbridge)の授業の大半は教授との1対1や1対2といった超少人数授業です。教授1人に生徒1~2人という、なんとも贅沢な布陣で高等教育を受けられます。厳選した人材にハンズオンに近い形で教えていくというスタイルは日本でも見習いたいところですね。https://t.co/awOTXm7yzf
— Aoneko Lab (@blue_cats03) October 8, 2020