英国人はスポーツや政治で弱い方(underdog)を味方する理由を解説
こんにちは!Aoneko( @blue_cats03)です。
今回は、イギリス人は弱い者(underdog)の味方をする理由について解説します。
イギリス人は弱い者(underdog)の味方をする理由について解説した記事です。
英国人のunderdog好きは、彼らの価値観を構成する一要素だと考えています。
弱い立場に置かれている者に対しては、冷静に理非曲直を正そうとしないで、同情を寄せてしまう心理が働くのでしょう。https://t.co/LEAn2AssN3— Aoneko Lab (@blue_cats03) October 2, 2020
筆者は以前、プレミアリーグの強豪マンチェスター・ユナイテッドFCの本拠地の見学をしましたが、イギリス人は強豪を応援する人もいる一方で、弱い選手や弱いチームを応援する人も多いと感じました。
スタジアムツアーの案内人の方にも昨日の試合のことを言われました。Japan was absolutely tigerと言うてましたw イギリス人が最も好むのはunderdogつまり格下の者が強い者に勝つ大金星。そして日本は反則が少なくクリーンな試合をした、勇猛果敢だったとべた褒め
— Nuko-Mon (@Lovelyhoneybees) September 20, 2015
判官贔屓をするイギリス人
イギリス人のunderdog好きは、イギリス人の価値観を構成する一要素だと筆者は考えています。
つまり日本ふうに言えば、「判官贔屓」な国民性があるといえるでしょう。
日本も判官びいきというのがあるけど、イギリス人も張り切ってUnderdog(負けそうな方)を応援する。ウィンブルドンではイギリス人選手以外の試合なら、トップ選手への声援がそれなりなのに対して相手のちょい格下の選手には熱狂的な歓声。音声だけでどっちのファインプレーか分かるほど。
— はひう⛸ (@hahiu) July 1, 2014
プレミアリーグが昔から混戦なのは、国民性も関係しているのかも。イギリス人はいわゆる判官贔屓 "supporting underdogs" で、自分の応援するチーム以外の試合では、弱いチームを応援する傾向にある。その辺もあるのかも🤔
— Daisuke0806 (@villagr8) April 29, 2018
コナン・ドイルも弱い者の味方だった!
イギリスの偉大な作家 A.コナン・ドイル(「シャーロック・ホームズ」シリーズの作者)もunderdog好きで有名で、コナン・ドイルは、"an infracaninophile = (a person who favours the underdog 弱い方が好きな人)" と言われていたようです。
"Though Conan Doyle is renowned today as the author of the Sherlock Holmes stories, he was then equally well known as an indefatigable champion of the underdog." ~ Margalit Fox https://t.co/kg773VC2GK
— 📚 Eglin AFB Library (@eglinlibrary) June 28, 2018
関連資料
今回は、イギリス人がスポーツや政治で弱い方(underdog)を味方する理由を解説しました。
スティーブ・モリヤマ氏の『イギリス英語は落とし穴だらけ』では、イギリス文化とイギリス人の性格に焦点を当てながらイギリス英語を解説した書籍です。イギリス人の機微を学ぶための本としては秀逸で面白いです。
イギリス人の精神を学ぶことができる書籍です。
この書籍は、イギリス英語の細かい表現もしっかりと解説しているため、イギリスに留学する方やイギリスに暮らしながら働く方など、ある程度、高度な英会話を駆使している人にとっては、ためになる一冊だと思います。
『イギリス英語は落とし穴だらけ』のレビュー記事も併せてお読みください。