イギリス人は弱い人の味方

オールド・トラッフォード, マンチェスター・ユナイテッドFC

写真: オールド・トラッフォード, マンチェスター・ユナイテッドFC, 出典: 当サイト

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英国人はスポーツや政治で弱い方(underdog)を味方する理由を解説

こんにちは!Aoneko( @blue_cats03)です。

今回は、イギリス人は弱い者(underdog)の味方をする理由について解説します。

 

 

筆者は以前、プレミアリーグの強豪マンチェスター・ユナイテッドFCの本拠地の見学をしましたが、イギリス人は強豪を応援する人もいる一方で、弱い選手や弱いチームを応援する人も多いと感じました。

 

オールド・トラッフォード スタジアム

写真: オールド・トラッフォード スタジアム, 出典: 当サイト

 

 

「弱い選手や弱いチームを応援する」は、side with the underdogあるいはroot for the underdogと表現します。

 

判官贔屓をするイギリス人

イギリス人のunderdog好きは、イギリス人の価値観を構成する一要素だと筆者は考えています。

つまり日本ふうに言えば、「判官贔屓」な国民性があるといえるでしょう。

 

 

 

コナン・ドイルも弱い者の味方だった!

イギリスの偉大な作家 A.コナン・ドイル(「シャーロック・ホームズ」シリーズの作者)もunderdog好きで有名で、コナン・ドイルは、"an infracaninophile = (a person who favours the underdog 弱い方が好きな人)" と言われていたようです。

 

 

infracaninophileは、次の3要素に分解できます。1) infra: 「下」や「劣った」という意味のラテン語、2) canino: canine「犬の」という形容詞が語源、3) phile: これはギリシャ語源の接尾語で、「愛好家」「好き」を意味します。phileは、Anglophile「イギリス好き」「英国贔屓」などの単語を生み出しています。

 

 

関連資料

今回は、イギリス人がスポーツや政治で弱い方(underdog)を味方する理由を解説しました。

スティーブ・モリヤマ氏の『イギリス英語は落とし穴だらけ』では、イギリス文化とイギリス人の性格に焦点を当てながらイギリス英語を解説した書籍です。イギリス人の機微を学ぶための本としては秀逸で面白いです。

 

あおねこ
あおねこ

イギリス人の精神を学ぶことができる書籍です。

 

 

この書籍は、イギリス英語の細かい表現もしっかりと解説しているため、イギリスに留学する方やイギリスに暮らしながら働く方など、ある程度、高度な英会話を駆使している人にとっては、ためになる一冊だと思います。

 

あおねこ
あおねこ

『イギリス英語は落とし穴だらけ』のレビュー記事も併せてお読みください。

 

『イギリス英語は落とし穴だらけ』英国留学前に読むべき本!
『イギリス英語は落とし穴だらけ』の書評・感想・レビューブログです。イギリス英語とアメリカ英語の違いやイギリス人の皮肉で自嘲的な性格を学ぶことができます。仕事や留学で英国に行かれる方はイギリスの文化も学ぶこともできるのでオススメです。