あおねこの現代短歌(ビギナー歌人の歌集)

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目黒川の桜

写真: 目黒川の桜, 出典: 当サイト撮影

こんにちは。ビギナー歌人Aoneko( @blue_cats03)です。日々の日常を自作の短歌に添えて、個人的な思いや感想を記しています。歌ができるたびに本記事を更新しております。

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歌との出逢い

筆者が短歌に興味をもったきっかけは、歌人 永井祐『日本の中でたのしく暮らす』の本に出会ったことです。言葉の一つ一つに深みを感じ、ある種の爽快感と浮遊感を与えてくれる、そんな歌集でした。

 

その後、岡井隆先生の『現代短歌入門』に触れる機会があり、短歌の歴史やその深さを切に感じ、短歌にはまっていきました。

 

 

 

省略することの美学

短歌を学んでいくうちに「省略することの美学」も知るようになります。

現代的な短歌評論『風景と実感』の中に、永田和宏氏の以下の短歌(『メビウスの地平』)が紹介されています。

ひとひらのレモンをきみは とおい昼の花火のようにまわしていたが

 

優しくてどこかさびしい口調が心に残る一首です。

「きみ」はおそらく喫茶店でアイス・レモンティー(あるいはレモン・ソーダ)を飲んでいて、輪切りのレモンをストローでくるくる回しているのでしょう。それを手花火の先に黄色い花火が散る情景にたとえています。

それに気づくとこの歌は、くっきりとした映像を伴って立ち上がってきます。この歌はアイスレモンティーやストローといったものを、大胆に省略しています。それなのに、喫茶店で向かい合っている若い男女の姿がいきいきと読者の目の前に見えてくるのです。

この歌にはもう一つの省略があって、「まわしていたが」のあとに来る言葉が、ばっさりと切り捨てられています。けれども読者は、沈黙の多い男女の会話や、そのときの切ない雰囲気まで感じ取ることができます。省略することで読者の想像力を導き出し、リアルな空間を作り出しています

 

短歌はアートである

以前、短歌はアートという記事をエントリーしましたが、日々の生活では、経過や経路、経験というプロセスを抜きにして「結果」を追い求めてしまいがちだと思い、その結果ができるまでに考えたことを表現したいと思いました。そのツールを「短歌」にしようと思ったことが短歌をはじめたきっかけです。

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短歌はアート
【短歌は芸術】短歌を読むのは「身体的な行為」であり、ある種のアートです。IT化が進んだスピーディーな世の中だからこそ、経過や経路、経験というプロセスを考えて表現した歌をしっかりと読んでほしいです。穂村弘さんや永井祐さんらの歌集がお勧めです。

 

 

ビギナー歌人の歌集

創作した短歌を定期的につらつらとアップロードしていきます。

バッテリー2%の束縛と焦燥感は繋がなくていい

 

春昼 鳥居歌集キリンの子 オリンピックもコロナもいない

 

 

春の雨 暴力的 主張 虚しく感じる ヒトの繁栄

 

はじめての役割多くねむれない 僕の隣りでビールが光る

 

夜明け前 斎藤見咲子 僕は好き 言葉のセンスたべるのがおそい

 

 

音なし日 ライフヒストリー自負を破棄 いるかホテルでダンスが聞こえる

 

 

昼の鐘 桜の後のハナミズキ 小さな気づき喜ぶところ

短歌
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