海外留学費用のお金をローンで資金調達する方法

King's College, Cambridge

写真: ケンブリッジ大学(King's College, Cambridge), 出典: 当サイト

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海外留学費用を工面するときのポイント

こんにちは!イギリスMBA留学生のあおねこ( @blue_cats03)です。

筆者は、英国留学をする前に学費などの留学費用を捻出するのに苦労した経験があります(最終的に大学から奨学金をもらうことができましたので、その詳細を本記事の後半に記載しております)。

筆者が留学の資金繰りに苦労した経験から、今後留学される方へのアドバイスがいくつかありますので、ぜひ参考にしていただければと思います。

本記事では、日本学生支援機構の奨学金金融機関のローンを借りる際のポイントを取りまとめております。MBA留学など正規留学をされる方を対象に記事を書いております。

 

筆者はイギリスのMBAに留学したため、参考までに筆者が留学した英国MBAの費用をざっくりと計算してみました。

基本的にイギリスのMBAは1年間です(大学によっては2年間のコースもあります)。1年間留学することを想定すると、おおよその費用は以下になります。

・授業料(The tuition fee) £30,000 = 約4,350,000 円 (£1=¥145円換算)
・英語準備コース(Pre-sessional) £3,500 = 約507,500 円 (£1=¥145円換算)
・1年間の賃料 £7,000 = 約980,000 円 (£1=¥145円換算)
・1年間の食費(自炊した場合)£720 = 約104,400 円 (£1=¥145円換算)
・1年間の交通費、通信料等 £2800= 約406,400 円 (£1=¥145円換算)
※筆者が受験した大学(12 months on a Full Time basis)の資料等を基に試算しています。

 

英語準備コース(Pre-sessional)は入学する前にアカデミック英語を向上させることを目的としております。また、大学が要求するIELTSのスコアに達していない場合、(条件付き合格: Conditional Offeの方は)英語準備コースを受け、このコースをクリアすることで入学が認められます。

 

あくまでも筆者が概算した1年間の滞在費用(学費込み)です。計算した結果、6,348,300円(約630万円)になりました。これはかなり節約した場合です。外食をしたり、洋服や参考書の購入、そして、インターンシップ参加費用などを考えると、プラス100万〜200万円はほしいところです。

 

あおねこ
あおねこ

休暇期間中にヨーロッパの遠征をされる方は別途資金が必要ですね。

 

MBA留学は、1年間のみの滞在であっても結構な費用がかかります。以下に、筆者がどのようにしてお金を工面したのかを紹介します。

 

まずは奨学金を検討しましょう!

まずは、「海外留学支援サイト」にアクセスしましょう。

このサイトを運営している日本学生支援機構の担当者に「海外留学奨学金・海外留学支援制度(大学院学位取得型)」についてヒアリングしたところ、イギリス留学の場合、IELTS7.0以上等の条件をクリアすることで、面接のステージに行けるとのことです。倍率は約4倍くらいだそうですが、見事審査に通れば、返済不要の奨学金を得ることができます。

詳細は上記のサイトか直接電話にて担当者に確認してみてください。毎年夏前くらいに募集があるようです。

電話で詳しい内容を聞いた方が自分の知りたいポイントを早く把握できる場合があります。そのため、筆者はその他の金融機関などにも電話にてヒアリングしました。

 

あおねこ
あおねこ

結局、渡航の半年前になってやっと大学からオファー(合格)通知を受けたため、この奨学金の申し込みはできませんでした。

 

次に、「第二種奨学金(海外) - JASSO」を利用することを検討しましょう。

この奨学金はいわゆる「借りる」奨学金です。

月々に借りれる金額は、5万円、8万円、10万円、13万円、15万円の中から選ぶことができます。

 

留意点として、第二種奨学金(海外)の利用を検討している方は収入基準額があるので、注意してください。
留学される方の収入が次の収入基準以下である必要があります。
✔ 修士課程:536万円
✔ 博士課程:718万円

 

あおねこ
あおねこ

ちなみに筆者は、留学する年の年収(最新の源泉徴収が基準になります)は、上記の収入(536万円)を上回っていました。そのため、「第二種奨学金(海外)」の利用はできませんでした。。悔しい。。

 

奨学金検索サイトが便利です!あなたの条件に合った奨学金を見つけましょう!

日本学生支援機構の「海外留学奨学金検索サイト」が便利です。日本から海外に留学するための奨学金制度を調べることができます。

「希望する課程」「国・地域」「専攻分野」を選択し、検索します。奨学金や奨学金団体の名前で検索することもできます。

 

 

 

教育ローンについて調べてみた結果

次に、金融機関の教育ローンについて調べてみました。

「教育ローン」とgoogle検索して、検索上位にヒットした関東にある地方銀行(○葉銀行)に電話をしてみました。

 

あおねこ
あおねこ

こんにちは!今年MBA留学をする予定でして、教育ローンについてお教えいただけませんか。留学する本人が申込人になることは可能でしょうか?

銀行員
銀行員

留学される方(ご本人様)はローンを組むことができません。

留学中は、安定した勤務収入がないためです。

ご両親様などにお申込人になっていただく必要があります。

 

上記のような返答でした。留学する本人が申込人になることはできないので注意してください。また、親が申込人になる場合も年齢制限があるので、注意してください。

メガバンクのみ〇ほ銀行にも教育ローンに関して同様の電話をしてみましたが、○葉銀行と同じ返答でした。

 

つづいて、「日本政策金融公庫」に電話をしてみました。

結果として、日本政策金融公庫も留学する本人が申込人になることはできず、親が申込人になる必要があるとのことでした。

日本政策金融公庫と日本学生支援機構の奨学金の違いを整理してみました。以下の表をご覧ください。

 

日本政策金融公庫と日本学生支援機構の奨学金の違い

表: 日本政策金融公庫と日本学生支援機構の奨学金の違い. 出典: 当サイト

 

日本政策金融公庫を利用する場合も世帯年収の要件があります。(親が)サラリーマンの場合は、世帯年収が990万円以内であること、(親が)個人事業主の場合は、世帯所得が770万円以内であることが申し込みの際に求められます。

 

最後の砦はカードローン

上述したとおり、まずは、日本学生支援機構の奨学金や日本政策金融公庫を検討してください

日本学生支援機構の奨学金や日本政策金融公庫は学業をサポートすることを目的としておりますので、金利はかなり低いです。まずはこれらの機関から奨学金を獲得するか借入することをお勧めします。

一方で、留学資金の工面に苦労している方や、筆者のように年収が基準よりも上回ってしまっている方などで、留学資金をなんとか工面したい方は、メガバンク、地方銀行、信用金庫など、各金融機関に相談をして、資金繰りの計画を立ててみると良いと思います。

デイリーキャッシングのフリーローンにて資金調達を行うといった手もありますが、金利が高いので最終手段としてください(金利が高いので、私はおすすめしません)。

先に述べた国の教育ローンと比較して、金融機関からの借入においては金利が高いため、※必要以上の金額を借入するのは避けてください。あくまでもどうしても留学資金を工面したいときに利用する最終手段です。

 

留学先の大学から奨学金を得る

筆者は、イギリスのビジネススクール2校から合格(Offer)をいただき、そのうちの1校からは奨学金付きでオファーをいただきました。留学先の大学から奨学金を得るポイントは、インタビュー試験です。インタビュー試験中に自分が有能な人間であることを上手にアピールしましょう(※MBAコースは、選考の際にインタビュー試験が含まれる学校がほとんどです)。

筆者の場合は、インタビュー対策の準備を入念に行い、奨学金を獲得するための施策を戦略的に考えて実行しました。結果、大学から奨学金を獲得することができました。

どうやって奨学金を獲得できたのか?

その詳細は、『イギリスMBA合格者によるインタビュー対策のすべて〜奨学金を獲得できた秘訣も記載〜』に詳しく解説してます。よかったら読んでみてください。

 

Cambridge, Emmanuel College

写真: ケンブリッジ大学(Emmanuel College), 出典: 当サイト

 

インタビュー対策に関しては、別の記事(『イギリスMBA合格者によるインタビュー対策方法の紹介』)に無料で詳細を書いてます。

奨学金を獲得するための詳細戦略は、『イギリスMBA合格者によるインタビュー対策のすべて〜奨学金を獲得できた秘訣も記載〜』に詳しく記載してます。こちらは、有料コンテンツになりますが、奨学金を獲得できた秘訣と実際にMBAの奨学金はいくらもらえるのかといった具体的な内容を赤裸々に記載してます。

 

イギリスMBAインタビュー対策 note

 

本記事の執筆に関して

本記事は2019年4月時点(2019年8月に一部の記事を更新)の情報に基づいて記載しております。

最新の情報や詳細に関しては、各機関に問い合わせてご確認いただきますよう、よろしくお願いいたします。

 

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