IELTS試験の実施科目の順序が変更しました
こんにちは!Aoneko( @blue_cats03)です。今回はIELTS試験に関する記事です。
2019年4月13日からIELTS試験実施科目の順序が変更となりました。これは、IELTS本部の方針により、アカデミック・モジュール、ジェネラル・トレーニング・モジュールにおいて、筆記試験の順番が下記のように変わりました。
- 旧)リスニング→リーディング→ライティング
- 新)ライティング→リーディング→リスニング
科目変更後にIELTS試験を受けた感想と対策
筆者は、これまで過去に3回ほどIELTS試験を受験していましたが、実施科目の順序変更に伴い、「こうしておけばよかったなぁ」と感じたことをこれから受験される方へのアドバイスとして本記事にまとめました。
試験中にトイレに行きたくなった場合は注意が必要
IELTSは科目と科目の間に休憩がありません。基本的に、Writing (60分) → Reading (60分)→ Listening (40分) の間はトイレに行くことができません。
ただし、どうしてもトイレに行きたい場合は、手を挙げて試験官にトイレに行きたい旨を伝えることで、トイレに行けます。
筆者がIELTSを受験したときに思ったこと
Readingは、しっかりと勉強しないと制限時間内にすべてを読み解くことできず、「時間が足りなかった」と、思う受験者が多くいるはずです。そのため、Reading中にトイレに行ってしまうとハイスコア取得を諦めることになってしまいます。
一方で、試験開始直後のWriting中にトイレに行くという人はなかなかいないと思います(試験開始前に皆さんトイレに行きますのでね)。
このような理由から、結論として、今回の科目順序変更に伴い、試験中にトイレに行きづらくなりました。
IELTS試験のトイレ対策
- 試験当日の朝食時は、利尿作用のあるコーヒーなどの「カフェイン」を多く飲まないようにしましょう。
- 試験当日はあたたかい服装にして、身体を冷やさないようにしましょう。
- 頻尿・尿漏れ対策のサプリメント(ノコギリヤシ)を飲み、尿対策をしておくのもよいでしょう。
Speaking試験までの時間はひたすらスピーキングの練習
筆者がIELTSを受験したときは、13:00頃にWriting, Reading, Listeningの試験が終わり、 同日夕方に同じ受験会場にてSpeakingの試験がありました。筆者は受験会場近くの公園でスピーキング試験の対策をしていました。
具体的には、『The Official Cambridge Guide to IELTS Student's Book』のSpeaking Testの質問内容を全部答えられるように練習しました。
この書籍は、実践模試8回分が収録されており、実践に特化したIELTSの問題集です。
この問題集をしっかりと勉強すれば、Speaking Testで質問される事項がほとんど網羅できるので、Speakingの試験中に慌てることがなくなります。高得点を狙う場合は、この問題集は必須だと思います。
スピーキングは瞬発力が大切
Speaking Testで求められる要素として、瞬発力が大切です。
"Ah〜", "Well〜"などのFillerフレーズ(無意味な言葉)を多く使用してしまうと、減点されてしまい、高スコアの取得が難しくなります。
Speaking TestでやってはいけないNGポイントと対策は以下のとおりです。
スピーキング対策(トレーニング方法)
先に述べたとおり、「最初から英語で考えること」が大切です。そのためには、英語脳を育てる必要があります。
英語脳を育てるためには、音読が効果的です。ご自身が好きな参考書を使用して毎日音読の練習をしてみてください。この勉強法の詳細は「音読こそが最強の勉強法」の記事に記載してます。Speakingの正しい勉強方法がわかるかと思います。また、Speaking力をアップさせるには、とにかく毎日継続して音読の練習をすることが大切です。
公式サイト: 音読こそが最強の勉強法
筆者は、『The Official Cambridge Guide to IELTS Student's Book』の模試(8回分)をすべて完璧に答えられるように練習しました。また、Speaking Testのスコアアップに役立つアイテムとして、「ICレコーダー」をおすすめします。
はじめて「ICレコーダー」で自分の英語を聞いたとき、愕然としました。
自分の英語ってこんなに下手なのか。。
「ICレコーダー」を活用することで自分の英語の弱点を知ることができます。筆者の場合、以下のような欠点があることがわかりました。
「ICレコーダー」を使用することで、自分の不足している点を嫌というほど知れます。
別の見方をすれば、ICレコーダーを使用することで、自分の改善すべき箇所が分かり、その改善箇所が自分の伸びしろだと気づけます。
通勤中の電車内にて自分の英語をICレコーダーで聞き、「今日はこのポイントを直そう」などと、移動中に帰宅後の勉強方法と対策を練っていました。
次に、「すでに頭の中にある構文と単語を組み合わせて文章をつくる」トレーニングをしましょう。そのためには英語の基礎が必要です。ボキャブラリーを増やして、英文法をしっかりと理解して、発音の練習をしっかりとすることが大切です。
たとえば、自己紹介のように何度も使用している英文はスラスラと言えるはずです。繰り返し使用している「構文と単語」は、頭で考えると同時に口から出てきます。構文と単語のキャパシティを向上させることで、使用できる英語の幅が広がります。
文法の勉強
『総合英語 Evergreen』は、英文法のルールが事細かく書いてあり、英文法のなぜこうなるのか、という疑問が一つ一つ解説されています。とても分かりやすい参考書です。英語上級者でも抜けている知識の穴埋めなどに使えると思います。
単語の勉強
筆者はIELTSに特化した単語帳「IELTS必須英単語4400」を試験直前まで繰り返し何度も使用しました。
単語は寝る前の30分と通勤などの移動中に勉強していました。無駄を削ぎ落としたシンプルな作りが、個人的に気に入ってます。
『IELTS必須英単語4400』は、IELTSの受験に必要な英単語が網羅されており、イディオムも充実しています。この一冊を完璧にこなせばIELTS受験の英単語は問題ありません。
発音の勉強
英語の発音をきちんと理解して使用できるようになれば、リスニングとスピーキングを正確に学習することができます。まずは、英語の発音をしっかりとマスターする必要があります。筆者は『DVD&CDでマスター 英語の発音が正しくなる本』を使用して英語の発音の矯正をしました。
IELTS試験前日の準備
IELTS試験当日は朝が早いので、試験前日はゆっくり休むようにしましょう。
IELTS試験は午前中にWriting, Reading, Listeningの3科目があるので、午前中に脳をフル回転させる必要があります。前日は早く寝るようにしましょう。
前日早く寝るための工夫
- 就寝前にスマホやパソコンは触らないようにしましょう。スマホから発せられるブルーライトは寝付けを悪くしてしまいます。
- 体内リズムをしっかりとつくるようにしましょう。オススメは、毎朝朝日を浴びることです。
- 適度な運動をしましょう。身体を疲れさせることで、眠気が生み出されます。
- 寝る前に充分にリラックスすることが大切です。
筆者は、安眠効果のある「ラベンダーのアロマ」をベットの横に置いてます。中でも、イギリスのアロマテラピーブランドであるNEAL'S YARD REMEDIESがオススメです。
筆者のルーティン
試験前日の夜はしっかりと疲労をとることが大切です。
筆者は、試験前日には必ず銭湯に行き、サウナに入ります。サウナは疲労回復効果があるので、試験当日は心身ともにスッキリした状態で試験に臨めます。
前日に持ち物はチェックしましよう
試験当日に必要な持ち物は以下になります。
- パスポート
- 黒鉛筆(シャープペンシル、キャップ不可)
- 消しゴム
- 無色透明な容器に入った水
鉛筆、消しゴム、水は忘れてもなんとかなりますが、パスポートがなければ受験はできませんので、パスポートは必ず前日に確認しておきましょう。
なお、IELTS UKVIを受験される方は、1) 黒鉛筆、2) 消しゴム、3)水の3点は会場に用意されているので、持参は不要です。IELTS UKVIの受験方法に関しては、以下の記事に詳しく書いております。
関連記事: IELTS for UKVI 受験方法
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