IELTS for UKVI 東京会場での受験方法
こんにちは!Aoneko( @blue_cats03)です。今回はIELTS for UKVI 東京会場での受験方法について解説します。
筆者は、2019年2月にはじめてIELTS for UKVIを受験してきました。そこで、IELTS for UKVIの受験に際して、筆者が失敗してしまったことや気をつけたほうがいいなぁと思ったことをまとめてみました。
公式サイト: IELTS for UKVI
そもそもIELTS for UKVI とは?
IELTSの受験は、日本英語検定協会が運営する公式IELTS(アイエルツ)と、ブリティッシュ・カウンシル(British Council)が運営するIELTS for UKVIの2種類があります。
IELTS for UKVIは英国ビザ申請用のIELTS(アイエルツ)
イギリスでの就学や就業を希望する方は、英国ビザ申請のために IELTS for UKVI(Academic/ General Training)やIELTS Life Skills など、イギリス内務省が認めた Secure English Language Tests(SELT)での英語能力の証明を求められることがあります。
IELTS と IELTS for UKVI の違いについて
IELTS (Academic/General Training)と IELTS for UKVI (Academic/General Training)のテスト形式に違いはありません。内容や形式、難易度、採点方法は全て同じです。IELTS for UKVIの成績証明書には、イギリス内務省が認可したテストセンターで受験したことが記載され、それが相違点になります。
引用:British Council
上記は、British CouncilのHPを引用させていただきましたが、受験の料金にも差異があります。
日本英語検定協会が運営する公式IELTS(アイエルツ)は、受験料(1人1回あたり)25,380円です。
一方、IELTS for UKVI は受験料(1人1回あたり)30,600円になります。
IELTSにはアカデミック・モジュールとジェネラル・トレーニング・モジュールの2種類があります。
アカデミック・モジュールは、受験生の英語力が、英語で授業を行う大学や大学院に入学できるレベルに達しているかどうかを評価する試験です。一方で、ジェネラル・トレーニング・モジュールは、英語圏で学業以外の研修を考えている人や、イギリス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドへの移住申請を行う人を対象とした試験です。
Pre-sessional English Course (英語準備コース)にはIELTS for UKVIの受験が必須
筆者の苦い経験から、声を大にして言いたいのは、Pre-sessional English Course (英語準備コース)に行くことを検討している方は、IELTS for UKVIの受験が必要になります。
Pre-sessional English Course (英語準備コース)は、大学院(修士・博士)のプログラムへの進学前に、アカデミック英語を向上させたい/させる必要がある方が当該プログラムに参加します。
【筆者の失敗談】筆者は英国にてMBA留学を検討していたのですが、留学をすると決断してから出願までの準備期間が3ヶ月ほどしかありませんでした(勤め先の事情などから、留学を決意してから出願まで本当に時間がありませんでした)。普通に考えたら無謀です。ただ、無謀でも挑戦した上での失敗ならいいやと思っていたので、時間はありませんでしたが、挑戦してみました。
このような事情から、希望する大学が指定した IELTSの点数には出願の段階ではスコアが届かないと判断しました。条件付き合格からPre-sessional English Course (英語準備コース)に通い、大学に入学しようと考えました。
本当に時間がなかったため、IELTSのこともあまり調べずに、日本英語検定協会が運営する公式IELTSを申し込んでしまいました。
上記のとおり、Pre-sessional English Course (英語準備コース)に通うことを想定している場合は、必ずIELTS for UKVIの受験が必要なのにもかかわらず💦
気づいたときには、時すでに遅し。泣く泣く日本英語検定協会が運営する公式IELTSをキャンセルして、IELTS for UKVIの申し込みをしました。
日本英語検定協会が運営する公式IELTSのキャンセル料は確か6,000円くらいだったと思います😭
キャンセル料がもったいなかったです。。筆者と同じようなミスをしないように、Pre-sessional English Course (英語準備コース)に通うことを考えている方は、IELTS for UKVIに申し込むようにしましょう。
IELTSのスコアが低くてもPre-sessional English Course (英語準備コース)を利用すれば大学に行ける!
IELTSのスコアが入学の基準に満たなくてもPre-sessional English Course (英語準備コース)を利用すれば大学に入ることができます。
例えば、オックスフォード大学のMBAの留学を検討している場合、IELTSは7.5必要です。
何度か受験したけど、IELTSのスコアが7.0しかとれない。
でも、どうしてもオックスフォード大学で勉強をしたいだよなぁ。
どうしても目標とするIELTSのスコア7.5がとれない場合(7.0で足踏み状態などの場合)、Pre-sessional English Course (英語準備コース)に通い、当該プログラム内にて一定の成績を収めることにより、入学できる方法があります。
IELTS受験までにコンディションを整えること:2週間前から朝型生活の習慣をつけよう
IELTSのテストは、朝の9:00からスタートします。これも筆者の失敗談なのですが、前日の夜までストイックに勉強していた結果、当日の朝に悲劇がおきました。
ね、眠い。。
あ、頭が回らない。。
そうです、朝、頭が回らないのです。朝の9:00からはじまるリスニングテスト(※2019年4月からIELTS試験実施科目の順序が変更になりました)のパッセージ1は頭が回らない状態で問題を解き、パッセージ2に入ってようやく頭が回ってきたことを鮮明に覚えています。音声は1度しか放送されないため、頭が回らない状態は致命的です。この苦い経験から、次回のテストに向けて朝型生活の習慣をつけようと決意しました。
IELTS試験実施科目の順序変更後に関しては、以下の記事に詳細を記載してます。
関連記事: IELTS試験実施科目の順序変更後に受験してみた感想と対策
【朝方ポイント1】起床時は朝日を浴びる
朝型生活を始めるときのポイントは、少しずつ早く起きれる身体にしていくことが大切です。いきなり、今よりも1時間早く起きようと努力をしてもなかなか効果を得ることができません。
ベットから起きてすぐにしてほしいことは、カーテンと窓を開けて、日の光を浴びて外の空気を吸うことです。明るいところに出て新鮮な空気に触れると、目が覚めてきます。
関連記事: リモートワークの理想的なモーニングルーティン
【朝方ポイント2】朝食をちゃんと食べる
朝ご飯を必ず食べるようにしましょう。朝ご飯を食べることで、脳にエネルギーが供給され、集中力が高まります。試験当日も朝食は欠かせません!
試験当日は、試験中に頭が回るように、「糖質・たんぱく質・脂質」をバランスよく含んだ食事を摂るようにしましょう。具だくさんの野菜スープは、一品なので簡単に作れる上で、栄養バランスがしっかりと取れて、身体が温まるのでおすすめです。
公式サイト: 野菜をMotto!!国産厳選野菜スープ
IELTS for UKVIの試験の詳細はメールで確認
IELTS for UKVIの試験の申込後、受験の詳細は、登録したメールアドレス宛てに送られてきます。筆者の場合、試験の8日前に登録したメールアドレス宛てに受験の詳細が送られてきました。そのメールに開催場所や時間等の詳細が明記されてます。
東京の試験会場
東京の試験会場は、ブリティッシュ・カウンシル 飯田橋本校が入っているビルになります。
- 住所:〒162-0825 東京都新宿区神楽坂 1-2
- 建物名:研究社英語センタービル
東京メトロを利用される方は、飯田橋駅のB3出入口が会場まで一番近いです。
飯田橋駅のB3出入口から歩いて3-4分くらいすると、会場が見えます。
【東京試験場】試験当日の注意点
荷物は地下1階に置きます。パスポートを持ち、地下2階に移動します。
ここでの注意点ですが、パスポートカバーは外しましょう。
筆者は、パスポートカバーをつけていたのですが、スタッフに「パスポートカバーをは外してください」と、注意されました。
このパスポートケースのおかげで、空港で必要なアイテム全てをひとつにまとめられることができます。使えば使うほど手に馴染み、経年変化も楽しめるのでオススメです。牛本革の名刺入れもお手頃な価格で手に入ります(3,000円程)。
コスパは非常に高いと思います。どちらも使えば使うほど革本来の良さを実感できると思います。手にフィットする飽きのこない素材です。
公式サイト: ビジネスシーンを彩る革小物Business Leather Factory
試験会場に持っていける物
日本英語検定協会が運営する公式IELTSでは、試験会場ヘは、以下の持ち込みが許されてます。
- 黒鉛筆(シャープペンシル、キャップ不可)
- 消しゴム(カバー不可)
- 無色透明な容器に入った水
一方で、IELTS for UKVIの受験の場合は、鉛筆、消しゴム、(無色透明な容器に入った)水の持ち込みはすべて不可となっております。試験会場にて、鉛筆、消しゴム、水、ティッシュが用意されてます。
ここでもう一つ注意点があります。この段階でトイレを必ず済ましておくようにしましょう。
地下2階の試験会場フロアでは、1) 登録手続き、2) 写真撮影、3) セキュリティチェック、4) 会場入りという流れで進みます。登録手続きをしてしまうと、トイレには行けません。そのため、登録手続き前にトイレを済ましておくようにしましょう。
トイレを済ましたら登録手続きを行います。筆者が受験した当日は100名程受験していたため、登録手続きに時間がかかりました。
試験中にトイレに行きたくなった場合
ライティングテストの開始時(問題用紙が配られ、試験開始になった直後)、前方に座っていた受験者の何人かが手を挙げました。
トイレに行くために手を挙げているということが、数秒した後に分かりましたが、急に何人も手を同時に挙げたため、数秒気が散ってしまいました。
ライティングテスト開始時にトイレに行く人が何人かいるということを頭に入れておくようにしましょう。数秒のロスがなくて済みます。
また、8:30の受験者の登録手続き以降、午前中(試験終わりの12:30頃まで)は、トイレに行くことができません。そのため、ライティングテストが開始される時間(11:20頃)は、トイレに行きたくなる人が多い時間帯です。トイレに行くことを我慢するよりも思い切ってトイレに行くということも選択肢の一つとしてありかもしれません。
まずは、ライティングの問題をさっと読み、トイレに行っている間にライティングの構成を頭の中で考えるようにすれば、タイムロスが少なくて済むと思います。どうしても我慢できない場合は、ライティング開始時にトイレに行きましょう。
また、試験の前日に辛いものや油っぽいものを食べるのは控えましょう。試験中にお腹を下してしまったら完全にアウトです。
トイレが近い方は、頻尿・尿漏れ対策のサプリメント(ノコギリヤシ)を飲み、尿対策をしておくのもよいでしょう。
IELTSテストの時間配分
IELTSの試験は時計の持ち込みを不可としております。試験会場の一番前のスクリーンにて時刻が表示されていますが、視力の悪い人で後ろの席に座ってしまった場合、スクリーンの時計の針が見えにくいので、よく見えるメガネや、度数の合ったコンタクトを付けて試験に臨むようにしましょう。
【感想】外国人の受験者も多かったことについて
IELTSのテストを受けた時、「外国人の受験者が多いなぁ」と感じました。特に中国人が多かったです。それぞれ個別に事情があると思いますが、どうして日本でIELTSを受験しているのかが気になったため、スピーキングテスト終了後、同じ時間帯にテストを受けていた女の子に声を掛けてみました。
こんにちは!
(英語で)日本語は話せません。英語で話してください。
(以下、英語)あ、すみません。
どうして日本でIELTSを受けたんですか?
気になって声をかけてしまいました。
私はフランスに住んでいて、金融系の仕事をしています。
ただ、将来転職を考えていて、希望する転職先がイギリスだったので、IELTSの受験が必要になりました。
また、たまたま観光で日本に来る機会があったので、「このタイミングでIELTSを受けちゃえ!」っと思ったんです。
なるほど、そうだったんですね!
ちなみにご出身どちらですか?
私の出身は中国です。
私たちがスピーキングテストを受けていた時間帯は、中国人の受験者が多くて吃驚しました。みなさんIELTSを受けるために日本に来ているのかな?
う~ん。私は他の中国人がどうして日本でIELTSを受験しているのかはわからないなぁ。私の場合はたまたま観光のついでに日本で受験しただけだから。
どういった方がどういった目的で受験されているのかが気になっていたものでして。。
お話ありがとうございました。参考になりました!
どういたしまして。
お互いIELTSの結果が良いといいですね^^
お話させてもらった中国人は、フランス在住ということもあって服装がお洒落でした。他の中国人の受験者と雰囲気が違っていたので、彼女は特殊なケースかもしれません。
【動画】IELTS for UKVI 東京会場受験のポイント解説
IELTS for UKVI 東京会場受験のポイント解説の動画を作成しましたので、よかったら見てください。