IELTSの勉強の仕方
こんにちは!「3ヶ月でイギリスのMBAに合格」の筆者、Aoneko(@blue_cats03)です。今回は、IELTSの勉強方法を紹介します。
筆者が実際に行ったIELTSの勉強方法を解説します。今後、IELTSを受験される方は、参考にしてみてください。
【受験勉強前半】リーディング、リスニング、単語の暗記
IELTSの受験勉強ですが、まずは試験日までの日数を割って、前半と後半に分けます。
リーディングとリスニングはスピーキングとライティングに比べて、スコアアップまでの時間がかかりますので、リーディングとリスニングをまずは集中して勉強していきます。
単語の勉強は、IELTSの受験を決めたときから試験直前まで継続して行いましょう。IELTSは単語をいかに知っているかが勝負です。
また、インプット(ListeningとReading)だけではなく、アウトプット(WritingとSpeaking)でも使える力をつけることが必要です。
筆者はIELTSに特化した単語帳「IELTS必須英単語4400」を試験直前まで繰り返し何度も使用しました。
単語は寝る前の30分と通勤などの移動中に勉強していました。無駄を削ぎ落としたシンプルな作りが、個人的に気に入ってます。
『IELTS必須英単語4400』は、IELTSの受験に必要な英単語が網羅されており、イディオムも充実しています。この一冊を完璧にこなせばIELTS受験の英単語は問題ありません。
【受験勉強後半】スピーキング、ライティング、単語の暗記
IELTS受験勉強の後半は、スピーキングとライティングをメインに勉強していきましょう。スピーキングとライティングの評価基準を把握した上で、戦略的に勉強をすると良いかと思います。
スピーキングの評価基準
- 話の流暢さと論理的一貫性
- 語彙の豊富さと適切さ
- 文法の幅広さと正確さ
- 発音
ライティングの評価基準
- タスクの達成・応答
- 論理的一貫性
- 語彙の豊富と正確さ
- 文法の幅広さと正確さ
英語ライティングの基礎をつける
筆者は、「英語ライティングこれ一冊: 英検・TOEFL・IELTSに共通する基礎」の書籍を活用して、英文を書くときの基本的なルールとエッセイの構成をひと通り学びました。スコアアップにつながるポイントも解説しており、練習問題も豊富なので、ライティングの「基礎」を学ぶにはおすすめです。
IELTSのライティングでハイスコア(7.0以上)を目指す
「英語ライティングこれ一冊」は、ライティングの基礎を学べますが、IELTSで7.0などのハイスコアを目指す方は、「Target Band 7」がオススメです。IELTSの基本的なことは理解できている上でさらにスコアアップさせたい人に適した内容です。「Target Band 7」は、論理的に試験を分析した上で、試験で活用できるテクニックが紹介されています。
IELTS公式ガイドを活用した勉強方法が最もおすすめ
「IELTS公式ガイド」は、模擬問題が8回分収録されているため、ボリュームはかなりありますが、この1冊を最低3周きっちりとやりこみ、すべての問題に答えることができれば、IELTSの対策は問題ないかと思います。IELTSでハイスコアを目指す方も、この1冊は徹底的にやりこむ必要があります。
単語の暗記は継続すべし
単語は試験日の当日まで継続して勉強しましょう。どうしても単語の暗記は飽きてしまいがちですが、単語力の増強がIELTSの攻略には必須です。
筆者は、英語の単語ノートを作りながら語彙力を強化しました。その詳細は別の記事に記載しております。
関連記事: 英語の語彙力(ボキャブラリー)が増える単語ノートの作り方
「どうしたら英語ができるようになりますか?」と聞かれることがあるのですが、語彙力を広げると、英語力の底上げになります。
筆者のお勧めは、「単語ノートを作ること」です。
単語帳の「つづり・発音・意味・使い方」をノートに記録することで単語力がついてきます。https://t.co/OCymLoBIdz— Aoneko Lab (@blue_cats03) April 23, 2021
勉強スケジュール
試験までの勉強スケジュールを整理してみました。「IELTSの勉強スケジュール」の図をご覧ください。勉強する時期に着色しています。
IELTSの勉強スケジュール
- 前半:リーディング+リスニング+単語
- 後半:ライティング+スピーキング+単語
ちなみに筆者は、MBA留学の準備を3ヶ月で終え、IELTSの対策期間は実質2ヶ月でした。そのため、上記の「IELTSの勉強スケジュール」をベースに4科目(ライティング、リーディング、リスニング、スピーキング)をバランス良く毎日勉強しました。
「3ヶ月でイギリスのMBAに合格した方法」も当サイトに記載しています。
関連記事: 3ヶ月でイギリスのMBAに合格した方法
英語の基礎力を上げる方法
「英語ができるようになる勉強方法」では、スピーキング、リスニング、ライティング、リーディング、それぞれの勉強の仕方を紹介しています。
関連記事: 英語ができるようになる勉強方法
英語脳(英語の思考回路)を向上させるには、毎日英語でメモやノートをとると良いです。「英語でメモやノートをとれば語彙力と英語脳があがる」という記事に英語でメモやノートをとる方法を記載しています。
関連記事: 英語でメモやノートをとれば語彙力と英語脳があがる
筆者のIELTS攻略法
筆者が行ったIELTSの攻略法をライティング、リーディング、リスニング、スピーキングごとに紹介します。
ライティング
IELTS公式ガイドの模擬テストを8回分解き、その中で使用できなそうな言い回しや定型句をすべて暗記しました。
また、本番でどのようなテーマの問題が出ても対応できるように、応用力をつけました。接続詞や理由に関する表現を自分なりに使えるように書く練習をしましょう。
Task 2 においては、一般的によく議論されるトピックが出題されるので、様々なトピックに対応できるように、自分なりの考えを頭の中でまとめる習慣を、通勤中の空き時間などに取り組みました。最後に見直しをする時間を5-10分ほど取れるように時間配分の練習も同時に行いましょう。
休日は公園に行ってIELTSの勉強をしていました。
リーディング
基本的な読解力を構文読解や文法学習(+単語学習)で取得しましょう。スキミング力を問題演習で鍛えることがおすすめです。
先に紹介した「IELTS公式ガイド」の模擬テスト8回分を繰り返し解き、時間内に終わらせる練習をしてください。
リーディングのスコア向上には、問題を解きまくることしかないと思います。「IELTS公式ガイド」をひたすら解きまくってください。ひたすら解きまくることで、答えになりそうな内容を掴む嗅覚が磨かれます。
あとは、問題を解く際にタイマーを使用しましょう。タイマーを使用することで、速読力が向上します。
リスニング
「理解できない」部分を繰り返し聞いて理解を深めましょう。「聞き取れていない」部分はシャドーイング、ディクテーションで鍛えましょう。
Section1は、会話が多いので、TED、Youtube、BBC News、CNNなどのインターネットサービスを日々活用することで、英語を聞く力が身に付きます。ポイントは、英語を垂れ流して聞くのではなく、しっかりと意識して英語を聞くことです。
リスニングの基礎力向上には、『聞く英語 (実戦力徹底トレーニング)』がおすすめです。
この参考者は、実際のビジネスの現場で活用できる内容となっており、学習者が継続して勉強できる仕組み(各ユニットごとに聞き取った文章を要約して、日本語・英語で解答文を作っていくなどのミッション)が取り入れられています。飽きずに達成感を感じながら学習できる良書です。
スピーキング
自身の身の回りのこと(仕事、友達、趣味など)を実際に説明する練習をしましょう。表現しきれなかった部分は調べて学習することで、表現力が向上します。できるだけ外国の人と会話をすることをおすすめします。外国の人と会話をする習慣をつけることで、本番では自然に話せるようになります。ライティングの対策も備えたBest Teacherの活用もオススメです。
公式サイト: Best Teacher:IELTS対策(無料体験レッスン)
IELTSの受験方法
IELTSの受験方法は、「IELTS試験実施科目の順序変更後に受験してみた感想と対策」「IELTS for UKVI 東京会場での受験方法」の記事にまとめています。