ブロックチェーン強国を目指す中国
こんにちは!Aoneko( @blue_cats03)です。今回は中国のブロックチェーン戦略について解説します。
【中国のブロックチェーン事情】
中国は国家戦略としてブロックチェーン技術の推進に取り組んでおり、民間もテンセント、アリババ、バイドゥ等、世界的なデジタル・プラットフォーマーが活躍しています。
中国のブロックチェーン関連特許の取得数は世界一で米国の約3倍です。https://t.co/l81pzFqH7M— Aoneko Lab (@blue_cats03) March 8, 2021
習近平国家主席のブロックチェーンに対する意気込み
中国はブロックチェーンの社会実装に意欲的で、習近平国家主席は中国共産党中央委員会政治局第18回集団学習という会議で以下の発言をしました。
ブロックチェーン技術の応用が、新たな技術革新や産業のイノベーションにおいて重要な役割を担う。ブロックチェーンを核心的技術の自主的なイノベーションの突破口と位置づけ、ブロックチェーン技術と産業イノベーションの発展推進を加速させなければならない。

図: 中国共産党中央委員会政治局第18回集団学習会議, 出典: xinhuanet.com
習近平国家主席が初めてブロックチェーンという言葉を口にして、国家戦略としてブロックチェーン技術の積極的な推進に取り組むという意欲をこの会議にて示しました。
中国共産党中央委員会政治局第18回集団学習会議の2日後、全国人民代表大会(全人代)常務委員会にて、暗号の応用と管理を規範化し、ブロックチェーン関連分野の発展を目的とした総合的な法律である「暗号法」が採択・公布され、2020年1月1日に施行されました。
中国のブロックチェーン関連企業
中国のブロックチェーン業界を引っ張っているのは、2019年のブロックチェーン関連特許の取得数が世界一のテンセントや、同世界2位のアリババやバイドゥといった、中国を代表する世界的なデジタル・プラットフォーマーです。
公式サイト: テンセント
公式サイト: アリババ

公式サイト: バイドゥ

これらIT企業に加えて、スタートアップも含めた中国のブロックチェーン関連企業は約3万社もあり、中国のブロックチェーン関連特許の取得数は世界一でアメリカの3倍規模となっています。

中国はブロックチェーン強国を目指し、着実に歩を進めています。
中国のブロックチェーン関連書籍
『ポストコロナの米中覇権とデジタル人民元』は、ブロックチェーン技術による仮想通貨の米中覇権争いだけでなく、5G、国連、WHO、一帯一路など様々な領域で複雑に絡み合っていることを知れます。世の中がどこに向かっていくかが推察できる良書です。
ブロックチェーン関連記事
日本ではまだまだブロックチェーン技術者が少ないため、ブロックチェーンのスキルを身につけることができれば、希少価値が高く、大きなチャンスを得ることができます。
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ブロックチェーン情報の探し方について解説した記事です。ブロックチェーンの一次情報源は英語なので、最新情報を探すときは英語のサイトにアクセスすることをお勧めします。
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スマートコントラクトやDAppsに広く使われるEthereumについて解説した記事です。
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独ベルリンには国際的にも有名な、オーシャン・プロトコル、イーサリアム、IOTAを含め、約100ものブロックチェーンや暗号資産に関するプロジェクトが進行中です。 ドイツ政府のブロックチェーン国家戦略など、国を挙げてBlockchainのインフラを構築しています。
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政府・民間一体となった試みで「ブロックチェーン国家」になったエストニア政府のブロックチェーン戦略の記事です。
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地域活性化をテーマとする北海道発のYuki Projectは、イーサリアムベースのトークンを発行して、IEO(Initial Exchange Offering)での資金調達を行い、第一産業を中心に北海道の地域経済活性化を目指しています。
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独学でブロックチェーンを学ぶ人にオススメしたい書籍
これから独学でブロックチェーンを学ぼうとされている方にお勧めしたい書籍を2冊ピックアップしました。

まずはこの2冊を精読しましょう。
『いちばんやさしいブロックチェーンの教本 人気講師が教えるビットコインを支える仕組み』は、ビットコインやブロックチェーンの全体像を理解し、裏側の仕組みが理解できる書籍です。
『堅牢なスマートコントラクト開発のためのブロックチェーン[技術]入門』は、ビットコインやブロックチェーンの全体像を理解し、ブロックチェーン技術を用いた開発スキルが身につく書籍です。
【ブロックチェーン開発にお勧めの本】ブロックチェーンアプリケーション開発の教科書
『いちばんやさしいブロックチェーンの教本』と『堅牢なスマートコントラクト開発のためのブロックチェーン[技術]入門』を精読した上で、『ブロックチェーンアプリケーション開発の教科書
』を読みながら手を動かしてみてください。ブロックチェーンに触れることで初めて問題点や可能性も見えてくるはずです。
ブロックチェーン技術を取得できる場所
TechAcademyは、ブロックチェーンを基礎から学べ、スマートコントラクトの開発までできるプログラムになっています。

今後の将来を考えて、TechAcademyでブロックチェーンのスキルを取得して、転職活動をするという方法もありだと思います。
TechAcademyのブロックチェーン・コース
TechAcademyでブロックチェーンを学ぶ場合、ブロックチェーン・コースと、スマートコントラクト・コースがあります。
TechAcademy ブロックチェーン・コースは、1) ブロックチェーンの仕組み、2) ウォレットの仕組み、3) ブロックチェーンのセキュリティなどを体系的に身につけることができます。
公式サイト1: TechAcademy【ブロックチェーン・コース】
TechAcademy スマートコントラクト・コースは、ブロックチェーン技術を学び、スマートコントラクトを開発するプログラムです。Solidityという言語を使ってブロックチェーン上で動作するアプリケーションを開発します。
公式サイト2: TechAcademy 【スマートコントラクト・コース】

転職を視野に入れている方は、スマートコントラクト開発までのスキルがあると転職活動がスムーズになるでしょう。