起業したては白色申告が有利!そのメリットを解説

online tax

スポンサーリンク

【白色申告のススメ】創業したばかりは白色申告のほうが有利!そのメリットを解説

こんにちは! 確定申告に詳しいAoneko( @blue_cats03)です。今回は、白色申告のメリットについて解説します。

 

 

個人事業者の所得税において白色申告が有利になる理由

本記事は、「個人事業者の所得税」の観点から解説しています。個人事業者の税金の決め方は単純です。その事業の売上から経費を差し引いて、「利益」を算出します。この「利益」が、「事業所得」ということになります。

事業をはじめる場合、最初は個人事業主で行うのが、もっとも無理がありません。

国や税務署が青色申告を薦めますが、青色申告のメリットは若干の税金割引です。青色申告は複式簿記を必要とするため、記帳の手間や経理の人件費などがかかります。売上が1000万以下なら単式簿記でサクッと記帳のできる白色申告でもいいかもしれません

なお、青色申告のメリットは別の記事に記載しております。

 

 

白色申告のメリット

白色申告の最大のメリットはなんといっても記帳や経理の負担がそれほど大きくないということです。

事業所得(利益)が300万円未満の場合は、ガチガチに記帳する必要や、証票類の保管義務もありません。税務署もとりあえずの努力目標として、「記帳をしなさい」「証票類を保管しなさい」というけれど、しなかったからといって罰則はありません。

利益が300万円というと少ないように思えますが、経費をちゃんと計上すれば、1000万円くらいの売上収入があっても利益は300万円くらいに抑えられます

確定申告ソフトfreeeを活用すれば、経費の計上入力がとても簡単です。

公式サイト: 確定申告ソフトfreee

 

家族事業者が白色申告をする理由

白色申告でも、家族従業員への給料は一定額認められています(妻の場合は86万円まで、妻以外の家族では50万円まで。ただし家族への給料は、事業所得の半分以下)。

家族への給料を規定以上に支払った場合、経費として認められない代わりに、もらった家族には事実上税金がかかってきません。

 

あおねこ
あおねこ

ドンブリ勘定でやっている家族事業者などは、白色申告のほうが有利になっているケースが多いです。

 

青色申告をした方がいい人

青色申告をする要件として、次の3点が挙げられます。1つでも該当するものがあれば、青色申告は有利であり、そうでなければ、白色申告でいいのではないかと思います。

  1. 記帳や経理ができて、細かい節税策を講じる用意があること
  2. 多額の所得が見込まれ、家族にたくさんの給料を払いたい
  3. 赤字が見込まれる年が頻繁にあること

会計ソフトのfreeeなら無料で青色申告をはじめることができます。

公式サイト: freee(無料で青色申告)

 

白色申告から青色申告に切り換えるメドは売上1000万から

所得が300万ほどで、売上がだいたい1000万円を超える頃に白色申告から青色申告に切り換えたほうがいいと思います。

筆者の感覚で言えば、青色申告をするなら、会社組織にしたほうがいいと思っています。経理の手間は同じくらいかかるので、節税の幅が広がる会社組織のほうが有利と言えます。

 

【参考文献】悪の起業学

本記事は、『悪の起業学』の第5章白色申告のススメを参考に記載しております。著者は元国税調査官なので、賢い節税の仕方を学ぶことができます。

 

関連記事

起業などの情報は当サイトの「ビジネス」のカテゴリーにて発信しております。ぜひご覧ください。

関連記事: ビジネス

ビジネス
ビジネスのカテゴリーでは、スタートアップ(起業・創業)、会社経営、フリーランス、副業等、ビジネスに役立つ情報を発信しています。

 

青色申告はさまざまなメリットがあります。それらの特典について簡単にわかりやすく説明した記事です。会計ソフトのfreeeなら無料で青色申告をはじめることができます。

関連記事: 青色申告とは?白色申告よりもメリットが多い理由を解説

青色申告とは?白色申告よりもメリットが多い理由を解説
青色申告は多くの特典を受けることができ、大きな節税効果もある申告方法です。特典は数えれば全部で50以上にもなり、大きなメリットになります。中でも青色申告の2大特典として、「最大65万円の特別控除」と「赤字を翌年に相殺」があります。

 

青色申告は請求書を元に収入の発生日を確認して帳簿をつけるため、「請求書」の発行が大切です。こちらの記事にその詳細を記載してます。

関連記事: 青色申告で必要な請求書の作成方法

青色申告で必要な請求書の作成方法
青色申告では請求書の発行が大切です。取引でも、経理上でも請求書の発行は大事な作業になります。発行日・締め日・仕事内容・金額はよく確認しましょう。
ビジネス
Aonekoをフォローする
Aoneko Lab