イギリスで賃貸物件を探す方法
こんにちは!イギリス在住のあおねこ( @blue_cats03)です。
今回はイギリスの不動産事情と賃貸物件の借り方を紹介します。
イギリスで賃貸物件を探す方法は大きく分けて3つあります。
- 直接不動産屋に行く
- 大手不動産会社のWebサイトを活用する
- 友人・知人の紹介で物件を借りる
そもそもイギリスの賃貸物件って高いの?安いの?学生寮との比較は?
筆者は、現在、イギリスの大学に留学しており、2ヶ月間だけ大学の寮に住んでいました。その後に賃貸物件に引越したのですが、なぜ引越したかと言うと、筆者が通う大学の寮はコスパがあまり良くなかったからです。具体的には、部屋が狭く、シャワー・トイレが共同で、だいたい日本円で8〜9万円程でした。同じ金額を出せば、シャワー・トイレが部屋に付いている物件を借りることができたため、賃貸物件に引越しました。
イギリスの都市にもよりますが、大学の寮だけではなくて、賃貸物件も探してみることをお勧めします。
イギリスの物件は、日本の賃貸物件と比較(立地、築年数、間取り、広さ等を加味して相対比較)すると、日本よりも1.2倍くらい賃料が高いような気がします。
現地の生活費(食費、賃料、高熱費等)の大半は賃料になるので、物件探しは慎重に行いました。
せっかくの留学生活なので、安くて住環境の良い物件を探しました。
直接不動産屋に行き物件を探す
直接不動産屋に行き、物件を探す際には、1) 予算、2) 契約期間、3) エリア等の条件を予め整理しましょう。その上で、不動産屋のスタッフに希望条件をお伝えすると、物件探しがスムーズになります。
大手不動産会社のWebサイトを活用する
イギリスの大手不動産会社が運用しているRightmoveは、物件探しのウェブサイトとして、お勧めです。部屋の写真が多いので、物件のイメージが掴みやすく、現地のイギリス人もよく利用しているサイトです。
Righmoveのホーム画面に住みたいエリアを入力します。例えば、マンチェスター大学周辺の物件を探している場合は、「University of Manchester」と入力します。入力後、賃貸物件を検索する場合は、「To rent」をクリックします。
設定したエリアからの距離(この場合は、マンチェスター大学からの距離)、金額、ベットルーム数、賃貸物件のタイプ等を選択します。
筆者の場合は、「大学までの距離」と「上限の金額」のみを設定して検索してます(上図の赤枠箇所)。
条件を入力すると物件がいくつか出てきます。気になった物件をクリックすると物件の外観と内観の写真を見ることができます。
部屋の様子を見て、気に入った物件を見つけたら、電話もしくコンタクトフォームにて取り扱っている不動産会社に連絡します。
コンタクトフォームには、氏名、連絡先、住所等を入力します。コメント欄に「物件に興味があるので内見したい」と伝えれば、スムーズに進みます。
数日後、問い合わせ先からメールが来ます。筆者の場合は、上図のような感じで、物件の詳細説明がありました。問い合わせ先からの条件や内容に問題がなければ、内見の依頼をして、実際に物件を見に行きます。
ハウスシェア・フラットシェアの留意点
ハウスシェアやフラットシェアを検討されている方は、物件の様子を確認する際、どのようなルームメイトがいるかを確認しておきましょう。
昨今、イギリスには中国人の留学生が多くいます。綺麗好きな中国人も中にはいますが、筆者の体験上、掃除や片付けがルーズな中国人が多く、キッチンやシャワールーム等の共同スペースが臭かったり、汚かったりする場合がありました。綺麗好きな方は、ルームメイトの様子もぜひ確認してみてください。
また、少し高くなってしまいますが、ワンルームのスタジオフラット (Studio Flat)タイプの物件は、共同生活のストレスがないので、綺麗好きな方にはお勧めです。
不動産会社との契約方法(必要書類やデポジット等)
気に入った物件を見つけたら、不動産会社と契約をします。契約の際に持参が必要な書類等は以下のとおりです。
- パスポート
- BRPカード (Biometric residence permits)
- 学生証
- ホームアドレスが分かる書類(英語表記)
4番目のホームアドレスが分かる書類は、大学に発行してもらいました。日本から直接現地の賃貸物件を借りる際は、ご自身でホームアドレスのエビデンスやレターを準備してください。
ホームアドレスのレターがなかったので、急いで大学に行き、発行してもらいました。
賃貸物件の契約書の内容は日本とだいたい同じです。不利な条件がないか十分に気をつけて契約書の内容を確認しましょう。
賃貸物件のデポジットの相場は?
デポジットの相場は、1ヶ月分の賃料のところが多いです。筆者の場合も、1ヶ月分の賃料でした。クレジットカードでの支払の場合、不動産会社によっては手数料をとられてしまう場合があります。筆者の場合は、4%の手数料がかかるとのことでしたので、デポジットは、キャッシュで支払いました。
賃貸を支払う際の留意事項:クレジットカードが使えない?
不動産会社との契約が完了すると、支払い手続きに関して、物件のオーナーから直接連絡が来ます。
指定の口座に1年分の賃料を一括で振り込んでください。
一応、不動産会社の担当者から、「入居前に銀行口座に1年分の賃料を一括で振り込むように」、とのアナウンスがありましたが、クレジットカードでの支払いが不可で、現地通貨を一括で指定の口座に振り込む必要があったため、お金の工面に苦労しました。
と言うのも筆者は、大学の授業料や買い物等をクレジットカードで支払っており、現地通貨はあまり持ち合わせていなかったのです。また、日本からまとまったお金を物件のオーナーの口座に送金してくれる人もいませんでした。
高齢で介護施設にいる両親にもなかなか頼みづらかったため、この時は結構困りました。
まとまったキャッシュが必要だけど、どうしよう。。
エポスカードと楽天カードに救われた!
海外に行く際は、念のため、クレジットカードを最低2枚は持参しましょう。お勧めは、年会費無料でポイント等のメリットが多い、エポスカードと楽天カードです。
エポス公式サイト: エポスカード
楽天公式サイト: 楽天カード
友人・知人の紹介で物件を見つける
最後に、友人や知人の紹介で物件を見つけることもできます。
物件のオーナーによっては、入居者を紹介すると仲介コミッションを支払ってくれる人もいるので、大学周辺の物件は、知人や同じ学部の学生等が部屋を紹介してくれる事があります。
そのような理由から、WhatsAppやWeChat等のアプリケーションに大学の友達を追加すると、物件の情報が沢山入って来るようになります。
WhatsApp、WeChatは日本人が使用しているLINEのようなものです。
WhatsAppは欧米系、WeChatは中国人が主に使用してます。
実際に筆者がイギリスで住んでいる部屋を公開した記事「イギリス留学生の部屋を赤裸々に公開」もよかったら読んでみてください。
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