バンクシーのノッテンガムの作品の場所はどこ?

 自転車のタイヤで遊ぶ少女(Banksy, バンクシー) ノッティンガムの作品

写真1: 自転車のタイヤで遊ぶ少女(Banksy), 出典: Instagram

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バンクシー(Banksy)が英国ノッテンガムで描いた「自転車のタイヤで遊ぶ少女」の場所を調査

こんにちは!「イギリスライフ」のサイトを運営しているAoneko(@blue_cats03)です。今回は、バンクシー(Banksy)がイギリスのノッテンガムで描いた「自転車のタイヤで遊ぶ少女」の場所について紹介します。

バンクシーは2020年10月17日「インスタグラム」で自転車のタイヤをフラフープ代わりにして遊ぶ少女を街中に描きました。イギリスメディアによれば、イングランドの中心部ノッティンガムシャーに「自転車のタイヤで遊ぶ少女」の作品があるということでしたので、その詳細を調べてみました。

 

バンクシー(Banksy)が英国ノッテンガムで描いた「自転車のタイヤで遊ぶ少女」の場所を調査

バンクシーの「自転車のタイヤで遊ぶ少女」の作品は、ノッテンガム(Nottingham)のイクストン・ロード(Ilkeston Road)とローゼイ・アベニュー(Rothesay Avenue)との交差点にあります。Google Mapでプロットした場所です。

 

 

「自転車のタイヤで遊ぶ少女」はイクストン・ロードとローゼイ・アベニューとの交差点にある

ノッティンガム駅の北西にあるイクストン・ロードとローゼイ・アベニューとの交差点にあります。Google ストリートビューで確認したところ、美容院と郵便局が一致したので、この場所で間違いないでしょう。

バンクシーノッティンガムの作品(タイヤで遊ぶ少女)の場所を特定

図: ノッテンガムのイクストン・ロードとローゼイ・アベニューの交差点と一致

 

バンクシーノッティンガムの作品の場所を特定

図: バンクシーノッティンガムの作品の場所を特定, 出典: Google Mapより当サイト作成

 

ノッティンガム駅からバンクシーの作品の場所までの行き方

ノッティンガム駅に面しているカリントン・ストリート(Carrington St)を北上していきます。その後、メイド・マリアン・ウェイ(Maid Marian Way)、ダービー・ロード(Derby Rd)、イクストン・ロード(Ilkeston Road)の順に北西方向に進んでいけば目的地のバンクシーの作品に辿り着きます。

 

ノッティンガム駅からバンクシーの作品の場所までの行き方

図: ノッティンガム駅からバンクシーの作品の場所までの行き方, 出典: Google Mapより当サイト作成

 

ノッティンガム駅からバンクシーの「自転車のタイヤで遊ぶ少女」の作品の場所までは2.25kmあります。歩いて行く場合は、30分ほどかかります。タクシーなどを使えば6分ほどで目的地に着きます。

 

ノッティンガム駅からバンクシーの作品の場所までの行き方(徒歩30分, 車6分)

図: ノッティンガム駅からバンクシーの作品の場所までの行き方(徒歩30分, 車6分), 出典: Google Mapより当サイト作成

 

 

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バンクシーが主張したかったこと:環境問題・消費社会を風刺か?

ノッテンガムの「自転車のタイヤで遊ぶ少女」は、壁の前には、後輪がなく壊れた自転車が標識の柱につながれ放置されており、少女が後輪を使っているように見せる演出を施したとみられます。

 

バンクシーノッティンガムの作品(タイヤで遊ぶ少女)

写真2: 自転車のタイヤで遊ぶ少女(Banksy), 出典: Instagram

 

バンクシーはこれまで度々テーマにしてきた環境問題や消費社会を風刺してきましたが、今回の「自転車のタイヤで遊ぶ少女」も環境問題・消費社会を風刺している可能性があります。

 

自転車を使用した理由は?ノッテンガムの歴史や産業と関係があるのか?

バンクシーが、ノッティンガムで「自転車のタイヤで遊ぶ少女」を描いた理由や根拠を考えた際、ノッティンガムを舞台としたアラン・シリトーの『土曜の夜と日曜の朝』へのオマージュという見方があります。アラン・シリトーは、労働階級の子供として生まれ、自動車工場などで働いていたこと、そして、『土曜の夜と日曜の朝』の主人公はノッティンガムの自転車工場で働いていることから、バンクシーがアラン・シリトーに経緯を抱いていたのであれば、筋が通ります。

関連記事: 小説『土曜の夜と日曜の朝』のあらすじと感想

 

小説『土曜の夜と日曜の朝』のあらすじと感想
アラン・シリトーのこの小説は「土曜の夜」と「日曜の朝」の二部構成です。 ノッテンガムの自転車工場の労働者階級(ブルーカラー)にフォーカスした作品は自伝小説のようですが作者はそれを否定してます。バンクシーの作品のオマージュになった小説でもあります。

 


 

 

閉塞感からの脱却は新型コロナウイルスを示唆してる?

土曜の夜と日曜の朝』の主人公は、やり場のない閉塞感にもがきますが、バンクシーは昨今の新型コロナウイルスがもたらす閉塞感と照らし合わせている可能性もあります。そして、自転車のタイヤを使って無邪気に遊ぶ少女は、閉塞感のある日常にも「楽しみや喜びはある」というメッセージなのかもしれません。