- カーディフの見どころを街歩きをして紹介:旅行記ブログ
- カーディフ(Cardiff)はどんな街?
- カーディフ国立博物館(Cardiff National Museum)
- カーディフ城(Cardiff Castle)
- カーディフ市役所(Cardiff City Hall)
- アレクサンドラ・ガーデンズ (Alexandra Gardens)
- ビュート・パーク(Bute Park):カーディフの公園
- ウェールズ音楽演劇大学(Royal Welsh College of Music & Drama)
- カーディフ大学(Cardiff University)
- カーディフ中央駅(Cardiff Central railway station)とその周辺
- カーディフ中央図書館(Cardiff Central Library)
- ミレニアム・スタジアム(Millennium Stadium)
- カーディフの治安
カーディフの見どころを街歩きをして紹介:旅行記ブログ
カーディフは1955年にウェールズの首都に認定され、「ヨーロッパで最も若い首都」 と言われています。カーディフはロンドンの西に位置し、ロンドンから電車で約2時間30分ほどでカーディフに着きます。
カーディフの人口は約36万人(参考文献1)ほどで、カーディフから車で一時間圏内に約200万人が居住しています。ウェールズの総人口が約312万(参考文献2)ですので、カーディフ大都市圏内にウェールズの3分の2が居住していることがわかります。
参考文献1: "Population Estimates for UK, England and Wales, Scotland and Northern Ireland, Mid-2018". Office for National Statistics. 28 June 2019. Retrieved 4 July 2019.
参考文献2: Mid year estimates of the population". gov.wales. Retrieved 7 July 2018.
出典:openstreetmap.orgのベースマップを基に当サイト作成
図:カーディフの位置図
出典:当サイト撮影
図:カーディフの街並
本記事は、実際にカーディフの街を歩き、その上でカーディフのオススメ観光スポットをピックアップしました。
カーディフ(Cardiff)はどんな街?
カーディフの観光スポットを紹介する前に、カーディフの街を簡単に紹介します。
出典:当サイト撮影
図:カーディフのショッピングストリート
赤い竜(Welsh Dragon)の街:カーディフ
カーディフは、ウェールズ(グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国を構成する4つの"国"のひとつであり、ウェールズの国旗にはWelsh Dragonと呼ばれる赤い竜が描かれています。このような背景から、街のいたるところで赤い竜を見ることができます。
出典:当サイト撮影
図:Welsh Dragon
出典:当サイト撮影
図:Welsh Dragonの看板
カーディフの気候
カーディフの気候は、夏は快適ですが、冬はとても寒いです。観光は6月下旬から9月上旬がベストです。
また、カーディフは海岸が近いため、風が強いのが特徴です。当記事の取材は8月に行いましたが、取材当日のカーディフは雨と強風だったため、夏なのに寒かったです。一日の中で天候がコロコロと変わるので、夏でもウィンドブレーカーを持参するようにしましょう。
ザ・ノースフェイス(THE NORTH FACE)の 「スワローテイルベントフーディー」は、軽量な素材に耐久撥水加工を施したウィンドブレーカーなので、海外旅行の際、持ち運びが楽でオススメです。ポケッタブル仕様なのも嬉しいですね。レディースタイプもあります。
カーディフ国立博物館(Cardiff National Museum)
カーディフ国立博物館は、ウェールズ国立博物館が管理・運営しており、なんと、入館料は無料です(※ウェールズ政府が助成金を支出)。クロード・モネ(Claude Monet)やゴッホ(Vincent Willem van Gogh)の作品を鑑賞することができます。
出典:当サイト撮影
図:カーディフ国立博物館(外観)
カーディフ国立博物館の外観は、2019年8月現在、改修工事が行われていました。
出典:当サイト撮影
図:カーディフ国立博物館(内観1)
出典:当サイト撮影
図:カーディフ国立博物館(内観2)
クロード・モネ(Claude Monet)の作品:カーディフ国立博物館
クロード・モネは、印象派を代表するフランスの画家です。カーディフ国立博物館のモネの作品を写真にていくつか紹介します。
出典:当サイト撮影
図:Water Lilies
出典:当サイト撮影
図:The Palazzo Dario
出典:当サイト撮影
図:San Giorgio Maggiore by Twilight
『San Giorgio Maggiore by Twilight』は、1908年にモネが彼の奥さんとイタリアのSan Giorgio Maggioreにて、ゴンドラを楽しんだ風景を描いたものです。モネといえば、睡蓮の作品が有名ですが、San Giorgio Maggioreの絵画もとても美しいです。
ゴッホ(Gogh)の作品:カーディフ国立博物館
ゴッホは、オランダのポスト印象派の画家です。ゴッホの作品は大胆な色使いと、表現主義的な激しいブラシストロークが特徴です。
出典:当サイト撮影
図:Rain, Auvers
彫刻家デイヴィッド・ナッシュ(David Nash)の作品:カーディフ国立博物館
国際的に有名なイギリスの彫刻家デイヴィッド・ナッシュは、人間と自然との命のやりとりをテーマとして、数多くの作品を創作しています。写真では伝わりにくいですが、デイヴィッド・ナッシュの作品を実際に見ると、その迫力に圧倒されます。彼の作品からは、自然の美しさ、やさしさ、そして厳しさを感じることができます。
出典:当サイト撮影
図:デイヴィッド・ナッシュの作品 (1/2)
出典:当サイト撮影
図:デイヴィッド・ナッシュの作品 (2/2)
自然史:カーディフ国立博物館
カーディフ国立博物館の自然史コーナーでは、恐竜の化石など、子供が喜びそうな展示物が多くあります。取材した日は休日だったため、子連れの家族が沢山いました。
出典:当サイト撮影
図:カーディフ国立博物館の自然史コーナー (1/3)
出典:当サイト撮影
図:カーディフ国立博物館の自然史コーナー (2/3)
出典:当サイト撮影
図:カーディフ国立博物館の自然史コーナー (3/3)
カーディフ城(Cardiff Castle)
カーディフ城は約2000年前にローマ人が築いた要塞です。1947年、5代目ビュート侯爵(John Crichton-Stuart, 5th Marquess of Bute) を最後にカーディフ市の所有となり、現在は一般に公開されています。入場料は大人£13.5、学生£11.5、子供£9.5です(※2019年8月の価格のため、今後価格が変動する場合がございます)。
出典:当サイト撮影
図:カーディフ城のエントランス
出典:当サイト撮影
図:カーディフ城 (1/2)
出典:当サイト撮影
図:カーディフ城 (2/2)
出典:当サイト撮影
図:カーディフ城の城壁 (1/2)
出典:当サイト撮影
図:カーディフ城の城壁 (2/2)
カーディフ市役所(Cardiff City Hall)
カーディフ市役所(Cardiff City Hall)は、中心市街地の北に位置し、1906年に建設されたバロック様式の建築です。建物の中に入ることはできませんが、ドーム型を中心にシンメトリーに設計された建物は優雅でとても美しいです。市庁舎の正面には、噴水のある池を備えており、これらオープンスペースの空間も市庁舎と共に楽しむことができます。カーディフ訪問の際は、ぜひ立ち寄ってほしい場所です。
出典:当サイト撮影
図:カーディフ市役所 (1/2)
出典:当サイト撮影
図:カーディフ市役所 (2/2)
アレクサンドラ・ガーデンズ (Alexandra Gardens)
アレクサンドラ・ガーデンズは、カーディフ市役所とカーディフ大学に隣接する美しい庭園です。かつてのカーディフ城の敷地を庭園にして、隣接するカーディフ市役所やカーディフ大学へのアクセス機能を備えたオープンスペースです。
出典:当サイト撮影
図:Welsh National War Memorial Statue
出典:当サイト撮影
図:整備された庭園の様子
ビュート・パーク(Bute Park):カーディフの公園
ビュート・パークと呼ばれるカーディフの公園は、かつてのカーディフ城の敷地を公園にしたものです。130エーカーの広く美しい公園は散歩をするだけでも楽しめます。
出典:当サイト撮影
図:ビュート・パークの散歩道
出典:当サイト撮影
図:ビュート・パークからカーディフ城を眺める
出典:当サイト撮影
図:ビュート・パークのサインボード
ウェールズ音楽演劇大学(Royal Welsh College of Music & Drama)
ビュート・パークに隣接するウェールズ音楽演劇大学は、音楽と演劇を学べる音楽大学です。この施設には大きなコンサートホールもあります。
出典:当サイト撮影
図:ウェールズ音楽演劇大学
カーディフ大学(Cardiff University)
カーディフ大学は、1883年に設立され、ラッセルグループ(研究型公立大学24校)の一つです。世界中から多くのスタッフや学生が集まり、約3万1000人の学生がいます(参考文献3)。
参考文献3: Cardiff University, HESA for 2017/18
出典:当サイト撮影
図:カーディフ大学:Bute Building
1916年に建設されたBute Buildingは、170人の収容が可能なレクチャーシアター (Birt Acres Lecture Theatre) があります。
出典:当サイト撮影
図:カーディフ大学:Sir Martin Evans Building (1/2)
出典:当サイト撮影
図:カーディフ大学:Sir Martin Evans Building (2/2)
Sir Martin Evans Buildingは生物科学(Biosciences)のスタッフ・学生が使用するための建物で、多くの研究室がこの建物内にあります。
出典:当サイト撮影
図:カーディフ大学:Redwood Building
1960年に建設されたRedwood Buildingは、University of Wales Institute of Science and Technology (UWIST)の校舎でしたが、1988年にカーディフ大学に統合して以来、カーディフ大学の校舎として使用されています。
出典:当サイト撮影
図:カーディフ大学:Main Building
Main Buildingには由緒ある会議室や6つのレクチャーホールがあります。また、Viriamu Jonesと呼ばれるギャラリーもこの建物内にあります。
出典:当サイト撮影
図:カーディフ大学:Glamorgan Building
出典:当サイト撮影
図:カーディフ大学:Glamorgan Buildingエントランスの彫刻
Glamorgan Buildingは、かつてはグラモーガンの庁舎として使用されていましたが、1997年にカーディフ大学が買収をして、現在はカーディフ大学の校舎の1つとして使用されてます。社会科学や地理学を専攻する学生が主にこの建物を使用してます。
カーディフ中央駅(Cardiff Central railway station)とその周辺
カーディフ中央駅は、中心市街地の南に位置し、エントランス前には中央広場があります。ロンドンからカーディフまでの平均所要時間は2時間30分ほどなので、ロンドンから日帰りで観光することができます。
出典:当サイト撮影
図:カーディフ中央駅(外観)
出典:当サイト撮影
図:カーディフ中央駅(内観)
BBCウェールズ本社ビル(Wales headquarters building):カーディフ中央駅周辺
カーディフ駅のエントランス前は広場が広がり、その前方にBBCウェールズ本社ビルがあります。2015年から工事が開始され、建物はすでに完成しましたが、移転作業などがあり、実際にスタッフが使用を開始するのは、2019年の秋頃からになるそうです。
出典:当サイト撮影
図:BBCウェールズ本社ビル
カーディフ中央図書館(Cardiff Central Library)
カーディフ中央図書館は、2009年に建設され、中心市街地の南西に位置します。先進的なデザインと建物屋上の緑化機能などを備えたこの建物は、これまで建築系の賞を2つ受賞しております。ガラス張りの建物は、光を多く採り入れ、明るいオープンスペースを創り出してます。リラックスして読書や勉強することができる環境です。
出典:当サイト撮影
図:カーディフ中央図書館(外観)
出典:当サイト撮影
図:カーディフ中央図書館(内観)
ミレニアム・スタジアム(Millennium Stadium)
ミレニアム・スタジアム(Millennium Stadium)は、1999年のラグビーW杯に向けたスタジアムとして建設され、主にラグビーやサッカーなどのスタジアムとして使用されてます。開閉式屋根を持ち全天候対応型となっているため、各種コンサートもこのスタジアムにて多数行われています。
出典:当サイト撮影
図:ミレニアム・スタジアム (1/3)
出典:当サイト撮影
図:ミレニアム・スタジアム (2/3)
出典:当サイト撮影
図:ミレニアム・スタジアム (3/3)
カーディフの治安
かつてウェールズは鉱物資源が豊富で、カーディフは世界一の石炭積出港として繁栄していました。一方で、産業構造の転換が進み、失業者が増加したため、ウェールズの内外から仕事を求めて、多くの人がカーディフに移り住んできました。このような歴史的背景から、カーディフは政治・経済・司法・文化・教育など高次産業の拠点となりましたが、炭鉱を抱えたカーディフ郊外の町々は衰退していきました。そのため、これらの地域はイギリスでも最も貧困な地域の一つとなっています。
上記の背景を踏まえて上で、実際にカーディフの街を歩いてみた所感として、カーディフの治安は、「決して悪くない」と思います。一方で、人通りの多い道でスマホや地図を持ちながらキョロキョロするのは避けましょう。スリや置き引きがいないわけではないので、犯罪のターゲットにならないように気をつけることが大切です。
海外旅行中の盗難対策【おすすめのスリ・置き引き予防アイテム】
最後に、当サイトがオススメする旅行中の盗難対策グッズを紹介します。
貴重品は首から下げるタイプのものを使用すると犯罪の被害に合うリスクが下がります。ご自身の服の下に隠すことができるので、窃盗犯の視界に入りにくいのと同時に、バック等にしまうよりも相手側からしたら盗みにくくなります。
首下げタイプは、手持ちタイプや肩掛けタイプと比較して、スリの被害件数が90%以上少ないといったデータもあるそうです。盗難対策としてぜひ活用したいですね。
カバンのファスナーを開けられないようにするために、パッドロック(南京錠)で鍵をかけておきましょう。「ダイヤル式」なら鍵を無くした時の心配がいりませんので、「ダイヤル式」のものがオススメです。ワイヤーの長さは、長めのものにすると、色々な箇所への施錠に対応できます。
海外旅行中の護身用【防犯アイテム】
もしも海外旅行中に襲われてしまった場合、護身用の防犯アイテムがあれば、犯罪を回避できる可能性があります。
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