オリラジ中田敦彦の仕事術:YouTubeで成功した理由を解説

オリラジ中田氏

オリラジあっちゃんは凄い!どうしてあんなに仕事ができるの?

こんにちは!イギリスMBA留学中のあおねこ( @blue_cats03)です。

今回は、お笑いコンビのオリエンタルラジオ(オリラジ)中田敦彦氏がどうしてあんなに仕事ができるのか? その理由をMBAで学んだ理論を基に解説していきたいと思います。

 

あおねこ
あおねこ

オリラジ中田氏の凄いところは、その時代の状況に応じて素早く適切な判断や行動ができるところです。そして、人を喜ばせるためのマーケティングの仕組みをよく理解して実行しているところです。

 

 

 

 

オリラジあっちゃんのYouTube戦略が半端ない

オリラジ中田氏のYouTubeチャネル登録者数は、121万人います(2019年9月26日時点)。Youtubeサブスクライバーカウンター(YRSC)で【中田敦彦のYouTube大学】のチャネル登録者数を調べたところ、2019年5月から登録者数が加速的に増えていることがわかりました。

この記事を執筆しているのが2019年9月ですので、4ヶ月ほどの期間で、約100万人の登録者数を獲得したことになります。この瞬間的加速度はまさに脅威的と言えます。ただ、決してまぐれで登録者数が激増した訳ではなく、中田氏の綿密なマーケティング戦略と有効なマーケティング活動をした結果、短期間で登録者数を急増させることができたと思料します。

 

中田氏の登録者数の推移

出典:subscribercounter

図:【中田敦彦のYouTube大学】の登録者数の推移

 

中田敦彦はYouTubeで総額5,000万円稼いでいる?

YRSCでは、【中田敦彦のYouTube大学】のおおよその収益を確認することができます。下図のとおり、YRSCの検索では、最小と最大の金額を見ることができます。最大の金額を見ると、2019年9月26日時点で、中田氏は、4,800万円ほど稼いでいることになります。最小と最大の金額から平均を算出すると、25,292,826円になります。中田氏は、2ndチャンネルも運営しているので、2ndチャンネルからの収益もあります。ざっくりとした推測ですが、これまでの収益は、2,000万円〜3,000万円ほどなのではないでしょうか。

 

オリラジ中田氏のYouTube収益

出典:subscribercounter

図:【中田敦彦のYouTube大学】の収益

 

収益と利益の違い

以前、YouTuberのカジサック(@kajisac_onashas)が岡村隆史氏との対談時にYouTubeの収益の何割かを吉本興業に納めていると言っていました。カジサックの場合は吉本興業とタッグを組んでYouTubeチャンネルを運営していますが、中田氏の場合は、カジサックのYouTubeチャンネルと比較すると、吉本興業のサポートは少ない印象を受けます。仮に中田氏がYouTubeの収益の一部を吉本興業に納めていた場合でもカジサックのチャンネルよりかは吉本興業に納める割合は低いはずです(※あくまでも筆者の推測です)。一方で、【中田敦彦のYouTube大学】の編集はアウトソーシング(外注)しているので、中田氏がYouTubeで稼いだ「利益」は、以下の経費を差し引いた金額になります。

 

「利益」=「収益」ー「費用(編集費+スタジオ代)」ー「吉本への納金」

 

上記の計算を踏まえると、手元に残るお金はざっくりと1,800万円〜2,500万円くらいなのではないでしょうか(※あくまでも筆者の推測です)。

 

中田敦彦がYouTubeの市場で勝てた理由を分析してみた:SWOT分析

どうして中田氏はYouTubeの市場で勝てたのでしょうか?

まずは、中田氏がYouTubeに参入した時の環境を分析してみました。分析方法はSWOT分析と呼ばれる手法を用いました。

 

SWOT分析は、中田氏の強み (Strengths)、弱み (Weaknesses)を内部環境とした場合、中田氏ではコントロールできない外部環境を機会 (Opportunities)、脅威 (Threats) として、この4つのカテゴリーで要因分析します。SWOT分析の手法を用いることで、中田氏がYouTubeにて活躍できた理由を分析することができます。

 

中田氏のYouTube参入における環境分析(SWOT分析)

出典:筆者作成

図:中田氏のYouTube参入における環境分析(SWOT分析)

 

 

【中田敦彦のYouTube大学】は、中田氏の強み (strengths)である「知識」とお笑いで培った「コミュ力」「トーク力」を掛け合わせているので、難しい内容もわかりやすく、面白く、学ぶことができます。これが、中田氏の最大の強みです。

また、この中田氏の強み(「知識」×「面白さ(お笑い)」×「トーク力」)は、他のYouTuberにはなかなかマネができないため、他のYouTuberに対して競争優位を発揮しております。

 

 

 

 

 

 

一方で、中田氏の弱みは、YouTubeの編集等のデスクワークです。トークはズバ抜けて高い能力を持つ中田氏ですが、YouTubeの編集はズブの素人です。中田氏は自身の弱点をアウトソーシング(外注)することで、時間と労力を節約しています。得意でない分野をアウトソーシングすることはビジネスの王道です。

また、本業(お笑い)との両立に関しても現在はYouTubeに重きを置いています。自身のリソースを集中してYouTubeに注いだ結果として、短期間で100万人ほどの登録者数を獲得できたのです。

 

 

市場機会の発見プロセス:オリラジ中田

出典:筆者作成

図:中田氏の市場機会の発見プロセス

 

【中田敦彦のYouTube大学】のターゲティング

【中田敦彦のYouTube大学】のターゲティング(標的市場の選定)が成功した理由を以下の4点に注目して解説します。

 

  1. 市場規模:【中田敦彦のYouTube大学】は、教養を深めることのできるチャンネルです。教養分野の視聴者は老若男女ですので、市場規模は大きいと言えます。
  2. 中田氏の強み:先述した中田氏の強みは、他のYouTuberにはマネがしづらいため、【中田敦彦のYouTube大学】は、競争上の優位性があると言えます。
  3. 参入障壁:中田氏の端的にわかりやすく(面白く)話す力は、芸人の賜物です。また、知識量と動画の更新スピードもハイレベルです。これらのスキルは素人にはマネをすることが難しいため、他のYouTuberの参入を阻むことに成功しています。
  4. 環境要因:YouTubeはアダルト系や暴力シーンを嫌う傾向にあります。一方で、中田氏の教養コンテンツは、YouTubeの方針にマッチしています。【中田敦彦のYouTube大学】は、YouTubeの環境に適したコンテンツです。

 

【中田敦彦のYouTube大学】のポジショニングがうまい!

【中田敦彦のYouTube大学】は、中田氏が意図したポジショニングを根づかせることができました。そのため、【中田敦彦のYouTube大学】は、視聴者の頭の中にユニークなチャンネルとして位置づけられています。このポジショニングが成功した要因を分析してみました。

 

  1. ターゲットサイズ:教養のコンテンツを主としたチャンネルなので、ターゲットサイズは大きく、十分な市場規模を確保しています。
  2. 共感性:中田氏が意図したポジショニングが、視聴者に正確に伝わり、視聴者が共感して動画を見ています。もし仮に中田氏が独りよがりなポジショニングをして動画を作成していたら、視聴者は共感しなかったでしょう。
  3. 整合性:中田氏自体のポジショニングとコンテンツのポジショニングに整合性があります。具体的には、中田氏の知的なイメージと教養コンテンツとしての【中田敦彦のYouTube大学】は親和性があると言えます。

 

中田敦彦の交渉力

以前、筆者は「破天荒フェニックスがめちゃくちゃ面白い」という記事を執筆しましたが、この書籍の著者である田中修治氏(以下、田中社長)と中田氏との対談にて、中田氏が田中社長にYouTubeのスポンサーになってほしいと依頼します。

その際の交渉スタイルは、交渉をしながらも相手との関係も良好なものにしたいといったスタンスで交渉をしております。利害関係と人間関係の両方とも大切にする交渉スタイルは、専門的に言うと、バランス重視形の交渉スタイルと言えます。

 

 

中田敦彦の一言にしびれた

【中田敦彦の2nd YouTube】にて、中田氏がYouTubeで成功した秘訣について話していました。その中で印象的だった言葉を以下に記載します。

 

成功した要因は、リミッター(限界)を外して狂気になれたから。(成功するためには)お金、努力、時間等、何かの分野で、ぶっ飛んでいることが大切。

 

中田氏のこの言葉は、筆者の心に深く響きました。

確かに成功している人はどこかぶっ飛んでいる印象を受けます。

「自分のリミッターを外す」、言葉では簡単に言えますが、いざ行動に移してみると、この難しさを痛感します。

自分のリミッターを外せた中田氏は本当に凄いと思います。中田氏の動画を見て、筆者も負けずに頑張ろうと思いました。

 

 

 

日本のトップYouTuber はじめしゃちょーがどうしてあんなに人気者なのか? その理由をMBAで学んだ理論を基にわかりやすく解説した記事です。はじめしゃちょーは、中田氏とは異なる強み (Strengths)があります。はじめしゃちょーがYouTube界で圧倒的な地位を築けた秘訣は、ターゲティング戦略と強いブランド力です。詳しい内容は、以下の記事に書いてますので、ぜひ読んでみてください。

 

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