はじめしゃちょーはどうして人気者なのか?
こんにちは!イギリスMBA留学中のあおねこ( @blue_cats03)です。
今回は、日本のトップYouTuber はじめしゃちょーがどうしてあんなに人気者なのか? その理由をMBAで学んだ理論を基にわかりやすく解説していきたいと思います。
はじめしゃちょーの凄いところは、人を喜ばせるためのマーケティングの仕組みをよく理解しているところです。
800万人おめでとお!
小3くらいのときからずっとはじめしゃちょーって面白いなぁって見てたらもう登録者数100万人いってて、、、
今ではもう800万人だね🥺❤︎.*
たくさんの人に支えられて、ほんとに努力の証だと思う!これからも応援し続けます!!
次の目標は夢の1000万人だね~~@hajimesyacho pic.twitter.com/rczFCpXJ6x— ゆ ナ ☁️ ゚ (@yuunna_i) June 24, 2019
はじめしゃちょーのテンポ良く面白いツッコミ観てると人気あるのも頷ける
— 揚葉⭕️ (@AgeNeco) September 28, 2019
はじめしゃちょーがなんで人気かって、やっぱりルックスとトーク力とそして何と言ってもわかりやすさ!素晴らしい
— YouTuberツッコミ隊長! (@asadoayoutube) September 29, 2019
はじめしゃちょーは日本一のYouTuber
はじめしゃちょーのYouTubeチャネル登録者数は、2019年10月時点で、818万人います。Youtubeサブスクライバーカウンター(YRSC)で【はじめしゃちょー(hajime)】のチャネル登録者数を調べたところ、毎月継続して登録者数が増えていることがわかりました。
【はじめしゃちょー(hajime)】のチャネルは、決してまぐれで登録者数が増加している訳ではなく、はじめしゃちょーのユニークなマーケティング戦略と有効なマーケティング活動をした結果、継続的に登録者数を増やすことができたのだと思料します。
出典:subscribercounter
図:【はじめしゃちょー(hajime)】の登録者数(2019.10)
出典:subscribercounter
図:【はじめしゃちょー(hajime)】の登録者数の推移
はじめしゃちょーがYouTubeの市場で勝てた理由を分析してみた:SWOT分析
どうして【はじめしゃちょー(hajime)】のチャネルはYouTube市場で勝てたのでしょうか?
まずは、はじめしゃちょーのYouTube市場の立ち位置をSWOT分析と呼ばれる手法を用いて分析してみました。
出典:筆者作成
図:はじめしゃちょーのYouTube市場における環境分析(SWOT分析)
はじめしゃちょーの強み (Strengths)は、なんといってもYouTube界への進出の早さ(先行者優位)です。そして、継続的にファンを獲得できたことです。先行者優位の状態から継続して実績をつくっていきました。継続してファンを増やしていくためには、視聴者には見えないところで、相当な努力をしていたはずです。その努力の結果として、現在は、実績も認知度もYouTube界のトップに君臨しております。ここまで圧倒的な地位を築いてしまえば、YouTubeの市場にて撤退したり、競合に負けたりすることはまずないと思います。
一方で、はじめしゃちょーの弱み(Weakness)は、炎上したり、アンチがいることです。しかし、過去に炎上した経験を通じて、はじめしゃちょーは社会人としての常識や倫理感を学び、確実に成長しているはずです。過去の教訓から、この先大炎上することは限りなく少ないでしょう。また、アンチに関しては、人気者であるが故に多少批判してくる人がいるのは仕方ありません。
ここまで圧倒的な地位を築いてしまえば、アンチは大したことありませんので、もはやYouTube界では、無敵に近い存在と言えるでしょう。
今日でメインチャンネル7周年なの?!教えてくれたみんなありがとう😭
小学校が終わる以上に動画出し続けてるのか。。。
これからもテキトーやってくんでよろしくです!🙋♂️ pic.twitter.com/u9Us1jYDuK— はじめしゃちょー(hajime) (@hajimesyacho) August 29, 2019
はじめしゃちょーのこのツイートは4万以上の「いいね」がありました!認知度・実績・カリスマ性すべてが半端ないですね!!
はじめしゃちょーのターゲティング戦略
筆者の分析では、はじめしゃちょーがターゲティングしている年齢層は、小学生から高校生の年代です。そして、女性よりも男性のファンを多く獲得できるように工夫されて動画が作られています。
出典:【はじめしゃちょー(hajime)】のYouTubeチャンネル
図:はじめしゃちょーとレックウザ
【はじめしゃちょー(hajime)】のYouTubeチャンネルの特徴は、ポケモンや遊戯王など、小学生から高校生の年代を惹きつける企画が多いことです。
ポケモンや遊戯王などは、人を傷つけることがないので、アンチがつきにくく、また、ポケモン好きなどのコアなファンを獲得することができます。
この年齢層をターゲティングした競合YouTuberも多くいますが、はじめしゃちょーの独特なテンポと面白いトークは彼の強みであり、視聴者を惹きつけることに成功しています。
出典:【はじめしゃちょー(hajime)】のYouTubeチャンネル
図:はじめしゃちょーがブラックレックウザになる回
はじめしゃちょーがブラックレックウザになる回は、カオスな動画でしたが、その突き抜けたアホさがとても面白く、アラサーの筆者も思わずクスッと笑ってしまいました。
はじめしゃちょーの凄いところは、ためらいなくアホなことができるところです。こんな大人素敵ですよね? 筆者はアホなことができる大人は、とてもカッコいいと思います。そして、アホなことができるはじめしゃちょーに筆者は嫉妬しています。
はじめしゃちょーという強いブランド
【はじめしゃちょー(hajime)】のYouTubeチャンネルを見ると思わず笑ってしまいませんか? そして、何度もはじめしゃちょーの動画を見てしまいませんか?
はじめしゃちょーの動画は、いい意味でAddiction(中毒性)のある動画です。
視聴者が繰り返し、【はじめしゃちょー(hajime)】のチャンネルを見ることで、「はじめしゃちょー」というブランドが確立されていきます。
そして、「はじめしゃちょー」というブランドが確立することにより、プロモーションなしで視聴者は、【はじめしゃちょー(hajime)】のチャンネルに集まってきます。
「はじめしゃちょー」という強いブランドを育てたことにより、今後もYouTube市場での成長機会を促進することができます。また、この強いブランドは、新規参入者に対する障壁となり、競争優位に貢献します。
登録者数1,000万人も近いうちに達成するでしょう。
はじめしゃちょーの著書
「はじめしゃちょー Photo Book」は、Youtubeでは見られないような、はじめしゃちょーのプライベートな一面や表情がいっぱいです。動画投稿のきっかけなど、様々なエピソードが多く詰まった一冊です。はじめしゃちょーのファンはぜひ手に取ってみてください。
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お笑いコンビのオリエンタルラジオ(オリラジ)中田敦彦氏がYouTubeの市場で成功した理由を分析した記事です。
中田氏は、はじめしゃちょーのようにYouTubeの黎明期から動画を配信していた訳ではありませんが、爆発的にYouTubeの登録者数を増やしています。
どのようにしてYouTubeの市場にてファンを増やすことができたのでしょうか? 中田氏のマーケット戦略を分析しましたので、よかったら読んでみてください。