【選書】高校生にイチオシの本を紹介!ランキング30
こんにちは!読書が趣味のAoneko( @blue_cats03)です。今回は、高校生にお勧めしたい本を紹介します。
【高校生にお勧めしたい本30選】
読書は知識や知恵を与えてくれるだけでなく、生きていく複雑さ、喜びや悲しみも教えてくれます。
高校生の時期だからこそ出会える本がきっとあるはずです。様々なジャンルから読んでもらいたいと思った本を選書しました。大人の方も是非!https://t.co/CAdzyrx7UR— Aoneko Lab (@blue_cats03) November 30, 2020
ひとりで,考える: 哲学する習慣を
『ひとりで,考える: 哲学する習慣を』は、フランスの小中高生が哲学を学んでいることを軸に、「独りになって考えること」の大切さを説いてくれる一冊です。現代の話題にも触れながら古今東西変わらぬ大切なことを思い出させてくれます。
大人になった私でも、独りになって、考える時間を持つことは大切だと感じました。高校生だけでなく、大学生や社会人にもお勧めです。
思考の整理学
『思考の整理学』は、「東大生に一番読まれている」本として常に人気な書籍です。難しそうな本の印象ですが、手に取って読んでみると、スラスラと読むことができます。
孔子
諸子百家の中で、「儒家」の「儒」とは何だろう、と思ったことはありませんか?
『孔子』は、「儒」のことも含めて、孔子の出生から死までの軌跡をわかりやすく記しています。
なぜ、孔子の言葉は私たちの胸に響くのでしょうか? 孔子に興味のある方はぜひ手にとってお読みください。
漢学者はいかに生きたか―近代日本と漢学
『漢学者はいかに生きたか―近代日本と漢学』は、近代日本での漢学のあり方や、どうやって漢学者として世の中を生き抜いてきたかについて書かれています。
特に、戦争によって漢学の権威がなくなってしまってから、漢学が権威を回復していく様は素晴らしく、今後漢学を勉強したいと思わせてくれる書籍です。
バッタを倒しにアフリカへ
『バッタを倒しにアフリカへ』は、研究日記なのか、冒険日記なのか、エッセイなのか・・その三位一体がユーモラスに描かれていてめちゃくちゃ面白いです。物事を明るく受け止め、人生を切り拓いていく姿に勇気づけられ、希望がもてる一冊です。
悪童日記
『悪童日記』は、名作の呼び声高い作品です。固有名詞を排し、内面についても一切触れないという主人公達の定めたルールに則った文体の鋭さと、その内容の強烈さ、そして結末は完璧なまでに美しいです。
人を動かす
『人を動かす』は、自己啓発本の原点とも言われています。3原則、好かれる6原則、説得する12原則、変える9原則、どれも共通して言えることは、人と接するときは感情任せにならず、常に相手にどうして欲しいか、そのために何をするべきか、相手から見て自分はどう写るかを意識することが重要であるということです。
スタンド・バイ・ミー―恐怖の四季 秋冬編
スティーブン・キングの名作『スタンド・バイ・ミー―恐怖の四季 秋冬編』は、いろんなものを背負う少年たちが無邪気な子供時代から大人へと踏み出していく姿に感動するでしょう。始まりから最後読み終わるまで止まらなくなる作品です。
東大流! 本気の自由研究で新発見 QuizKnock Lab
『東大流! 本気の自由研究で新発見 QuizKnock Lab』は、ビジュアル重視のyoutubeを紙に起こした面白いエンタメ本というスタンスは貫かれつつ、「自由研究」をするだけではなく、レポートの書き方、方向性の考え方などがしっかり書かれています。参考書としてのクオリティも半端なく高い本です。
巨大ブラックホールの謎
『巨大ブラックホールの謎 宇宙最大の「時空の穴」に迫る』は、天体観測の歴史からブラックホール撮影直前までの知識をひと通り学べます。活動銀河中心核やクエーサーといったブラックホールに近い天体の存在を追求する天文学者の挑戦と一緒にブラックホールを直接撮像する技術の発展もストーリーとして面白かったです。
世にも危険な医療世界史
『世にも危険な医療の世界史』は、ゾッとするような過去の医療の数々が、詳しく説明されていてとても面白い書籍です。現在も存在する製薬会社などの、あまり明るみにしたくないであろう歴史の事実も躊躇なく記してくれています。
医療界の黒歴史がこの本では詳しく、皮肉たっぷりに記してあり大変参考になります。
忍びの国
『忍びの国』は、天正伊賀の乱を題材とした忍者小説です。主人公無門の他、各武将のキャラがよく描かれており、戦いの描写もすばらしく、この作品に引き込まれてしまいます。
巻末の児玉清さんの解説も非常に良かったです。
13階段
『13階段』は、記憶喪失をしている冤罪の死刑囚を救うため、刑務官と傷害致死の前科がある若者が真犯人を追求するストーリーです。死刑制度への本音と建前の混在とリアルが描かれており、また、刑務官の苦悩や心理面の描写もリアリティがあります。
時間があれば参考文献も全て目を通してみたいと思えた作品です。
黒い福音
『黒い福音』は、昭和34年に起こったスチュワーデス殺人事件をもとに書かれた本です。フィクションですがノンフィクションと思うような内容もあり、外国人神父とキリスト教団の関与が強く疑われながらもなぜか迷宮入りした事件はとても読み応えがあります。
今からあなたを脅迫します
『今からあなたを脅迫します』は、依頼があれば人を脅迫することを仕事とした脅迫屋・千川と、ひょんなことから"顔見知り”となってしまった正義感の強い女子大生・金坂澪の二人の物語です。相反する考えを持った二人が、どこかお互いがお互いに、自分にない部分を求めてしまうところは、ライアーゲームの二人を連想させます。仲間である目黒と栃乙女もいい味を出しています。
永遠の0
『永遠の0』は、零戦乗りで特攻に散った祖父の生き様を戦友の話から辿る物語です。最後まで死を選ばないはずであった主人公が、なぜ身代わりに死んでいくことを選らんだのか。「特攻」の悲惨さと共に、ニューマニズムが見事に描かれています。戦争に行った老人や特攻作戦に関係した方、戦時ものファンに必読の一冊です。
徐々に謎が解けていくストーリー展開にグイグイ引き込まれます。
ホイッパーウィル川の伝説
『ホイッパーウィル川の伝説』は、バーモント州が舞台で、11歳と12歳の姉妹を描く物語です。喪失からの救い、再生というテーマは今の時代なくてはならないものなのかもしれません。
風景を想像するのが楽しくなるような美しい森が印象的でした。
ラプラスの魔女
東野圭吾さんの『ラプラスの魔女』は、重要人物である不思議な力を持つ少女を中心に物語が展開していきます。東野さん独特のサイエンス要素たっぷりで、次のページをめくらずにはいられませんでした。ミステリー好きにはぜひ手に取ってほしい一冊です。
仮面病棟
本格ミステリーの『仮面病棟』は、一晩という短時間の中で繰り広げられるクローズドサークルものですが、息付く間もない怒涛の展開と精緻かつ大胆な伏線回収に圧巻されます。医療における生命倫理や主人公を含め登場人物達の関係者のその後についても深く考えてしまう内容になっております。
下町ロケット
池井戸潤さんの『下町ロケット』は、性善説という半沢直樹の思想にも通じるところがあり、仕事とはカネを得るためだけではなくやりがいや生きがいあってこそであるという話に共感しました。
日本のモノ作りに惹かれる一冊です。
夜行
『夜行』は、森見登美彦の描くホラー作品です。日本各地の銅版画と旅先で起こる不思議なつながりは読んでいる自分自身も夢の世界に引き込まれます。旅先で感じる閉塞感や車窓から見た何気ない風景に心がとらわれることは誰しも一度はあるでしょう。旅行好きは必見ですが、旅に出るのが少し怖くなるかもしれません。頭で理解するより心で感じる作品です。
夜は短し歩けよ乙女
『夜は短し歩けよ乙女』は、とても古風な文体で、ポップな話を滔々と語るのがおかしく、読みながら普通に笑ってしまえる本です。 せっかく生きているのだから、もっと人生を楽しむということに素直になろうと前向きな気持ちになれる本です。
鹿男あをによし
『鹿男あをによし』は、ファンタジーでありつつ、歴史や神のこともしっかり理由をつけて書かれています。「先生」と鹿のやり取りや「サンカク」を取り戻すまでの経緯が躍動感があってスイスイ読めます。最初は生意気だった鹿が最後は可愛く見えてしまいます。
ノーサイド・ゲーム
『ノーサイド・ゲーム』は、社会人ラグビーチームが舞台の小説です。スポーツに関わる人たちを中心に仕事をする人々を感動的に描く群像劇がとてもよく書けていると思いました。
ラグビーの"One for All, All for One"の精神は素敵ですよね♪
黄泉がえり
『黄泉がえり』は、熊本市とその周辺の町で亡くなった人が「黄泉がえる」不思議な現象が起きるSF作品です。限られた大切な人との時間について考えさせられ、終盤は感動的です。
最後の1日はもちろん、その前の2組の老夫婦の話にはグッときました。
旅猫リポート
『旅猫リポート』は、聡明な野良猫ナナと波瀾万丈の人生ながら優しく思いやりあふれるサトルとの出会いから始まり、猫が喋り、猫目線で描かれた物語です。言わば現代版『吾輩は猫である』です。泣けるシーンが多々あり、たくさんの愛とありがとうが溢れている本です。
こころ
『こころ』は、夏目漱石の代表です。「私」、「先生」、「K」、「お嬢さん」という本当に少ない登場人物ながら、それぞれの心の動きがじっくり書かれており素晴らしい作品です。
アルケミスト 夢を旅した少年
『アルケミスト 夢を旅した少年』は、『ハリー・ポッター』に次ぐ世界で人気の本です。
スペインの羊飼いの少年が、夢のお告げを信じて未知の国エジプトのピラミッドに埋められた宝を探しに行く物語です。人が自分の夢を実現することは本当に難しく、多くの人は夢の途中で到達した場所の居心地の良さに満足する等で旅をやめてしまいます。旅を続けることは時には辛く苦しいこともあり、他人から馬鹿にされることもあります。それにも負けず自分の内なる心に従って夢を追いかけ続けていると「宇宙のすべてが協力して実現するように助けてくれ」夢を実現できるという素敵な話です。
岳物語
椎名誠さんの私小説『岳物語』は、息子の岳くんの成長と共に生きる、父親の心情の変化をめぐるエッセイです。近過ぎず遠過ぎない、岳くんとの距離感が絶妙です。岳くんを通して自分の過去の出来事を思い返しているのが興味深かったです。また、 近所の奥さんに心惹かれた話など、赤裸々すぎる衝撃の回もあります。
生きるぼくら
『生きるぼくら』は、いじめを受けて引きこもりとなっていた主人公が一人で生きざるを得なくなるところから物語は始まります。主人公は祖母の家に向かい、そこで稲作を行い人々と交流をすることで少しずつ成長していきます。
何かに真剣に向き合うことで人の心が成長すること、先の見えない難題に対して具体的で現実的な小さな希望を一つでも持つことが大切であること、自分の生きる力を信じ他者と協力して生きていけばよいということ等々、「生きる」ことの本質的な側面が描かれています。