【えーあー人間からの脱却】フィラー(filler)をなくす方法
こんにちは!Aoneko( @blue_cats03)です。今回は、「あー」「えー」などのフィラー(filler)の癖を改善する方法を紹介します。
せっかく内容の素晴らしいプレゼンをしても「えーっと」などのフィラー(filler)が多いと、聴者は不快に感じてしまいます。
フィラーをコントロールする3要素「心」「思考」「声」を理解してトレーニングすればフィラーが劇的に減ります。ぜひ試してみてください。https://t.co/apqXI6qMhx
— Aoneko Lab (@blue_cats03) December 3, 2020
本記事は高津和彦氏の『スピーチや会話の「えーっと」がなくなる本』を参考にしております。
「あー」「えーっと」などのフィラー(filler)が出てしまう原因
フィラーが出てしまう原因は、「心(感情・性格)」「思考」「声」が関係しています。これらの3要素をまずは明確に理解することが大切です。
- 心(感情・性格):喜怒哀楽、驚き、不安、プレッシャー、羞恥心、あがり症、自己肯定感、引っ込み思案など様々な感情や性格が支配する要素。
- 思考:自分の意見をまとめたり、話す内容や順番を整理する。また、言うべきこと・言うべきではないことを判断する要素。
- 声:発声、声量、歯切れの良さ、活舌をコントロールする要素。
フィラーが出ない状態をつくる
フィラーのメカニズム(「心(感情・性格)」「思考」「声」)を理解したら、次にフィラーが出ない状態を知りましょう。この点を意識すれば、フィラーの癖が改善されるはずです。
- 心(感情・性格):平常心を保っている。自信がある。自己肯定感が高い。
- 思考:話す内容が決まっている。よそ行きの言葉ではなく、自分の言葉で話せる。
- 声:短く簡潔で歯切れが良い。大きな声が出せる。活舌がいい。
それぞれこのような状態になっていると、フィラーが出ることはほとんどありません。完璧は難しいかもしれませんが、フィラーを出さない話し方を手に入れるためには、この状態を目指すことになります。
『スピーチや会話の「えーっと」がなくなる本』では、次のような「フィラーをコントロールする3要素の概念図」が示されています。
思考のメモリとフィラーの関係
「思考」というのは、いわばパソコンのメモリのようなものです。限られたメモリの中、複数のアプリケーションを立ち上げると脳のメモリをたくさん使ってしまい、時にはフリーズ状態に陥ってしまいます。つまり、フィラーがでるということです。
フィラー改善トレーニング1(鏡前スピーチ)
フィラーのメカニズムを理解したら、次はトレーニングです!『スピーチや会話の「えーっと」がなくなる本』では、「鏡前1分間スピーチ練習」というトレーニングが紹介されています。
- STEP1良い姿勢鏡の前に良い姿勢で立ちます。
- STEP2自分を見る自分の目をじっと見続けます。
- STEP3原稿なしでスピーチ60秒間原稿なしでスピーチをします。
- STEP4自己分析録音したスピーチを聞いて自己分析をします(フィーラーは出ていないか、声は出ているか、内容の筋が通っているかなど)。
- STEP5反復練習自分が納得できるレベルまでSTEP1~4を繰り返します。
フィラー改善トレーニング2(身振りのみスピーチ)
相手に物事を伝えるには、身体、表情、口の動きが大切です。手話通訳者の口の開け方、表情のつくり方、身振り手振りなどを学びましょう。
- STEP1対象物を用意ぬいぐるみなどを自分の目線の高さに置く。
- STEP2対象物を見る対象物をじっと見つめます。
- STEP3身振り手振りで伝える60秒間、口を動かしながらも声には出さず、身振り手振りだけでぬいぐるみや人形にスピーチの内容を伝えるつもりで身体をうごかす。
英語におけるフィラーの位置づけ
筆者がイギリスの大学に留学していたとき、留学生を対象にした「フィラー(filler)」を学ぶワークショップがありました。ランダムで配られた「フィラー(filler)」の単語・文節にどのような機能があるのかを学ぶことができました。
「Um Uh」「Well」「I mean」「Let's me see」「OK Then」「What I mean is」などです。
「Um Uh」を除き、ちゃんと意味を持つ英語の単語・文節なので、次の会話のセンテンスを考える際の「間」として使えるということをイギリスで学びました。
一方で、「Um Uh」を多用してしまうとフィラーになります。海外でも「フィラー(filler)」に関する論文や記事は多くあるので、スピーチや会話において多くの人が抱える問題は全国共通だと思いました。
なお、当サイト(Aoneko Lab)はイギリス留学やイギリスライフの情報を多く発信しています。
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