【株価30倍上昇も夢でない】成長企業を見つけて儲けよう!

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株価は企業の業績に連動する

株価というのは長期的にみれば、企業の業績に連動していきます。

そのため、1) 長期的にわたり成長している企業、2) 株価がまだ大きく上昇する前の段階から探し出して投資することが、株式投資で儲けるための王道であると言えます。

まずは会社四季報で増収増益を続ける企業を探します。

その上で、増収増益を続ける企業を分析していきます。

ニトリホールディングスの株価を分析

本記事では参考事例として、ニトリホールディングス (9843)の分析をしていきます。

 

表1:主要財務指標

2014年2月期 2015年2月期 2016年2月期 2017年2月期 2018年2月期
売上高 387,605 417,285 458,140 512,958 572,060
営業利益 63,073 66,307 73,039 85,776 93,378
経常利益 63,474 67,929 75,007 87,563 94,860
当期純利益 38,425 41,450 46,969 59,999 64,219
売上高営業利益率
[単位:%]
16.3 15.9 15.9 16.7 16.3
売上高当期純利益率
[単位:%]
9.9 9.9 10.3 11.7 11.2

出典:ニトリホールディングスHP, IR情報、注:表内の数字は百万円単位

 

表1のとおり、売上高、経常利益、当期純利益が年々増加しているのか分かるかと思います。

 

表2:連結キャッシュ・フロー

2014年2月期 2015年2月期 2016年2月期 2017年2月期 2018年2月期
営業活動による
キャッシュ・フロー
46,154 52,923 57,343 77,930 76,840
投資活動による
キャッシュ・フロー
△ 32,376 △ 43,023 △ 35,899 △ 42,047 △ 82,751
財務活動による
キャッシュ・フロー
△ 10,540 △ 6,654 △ 9,943 △ 6,414 655
現金及び現金同等物の
期末残高
21,179 25,713 36,794 66,035 60,923
フリー・
キャッシュ・フロー
13,778 9,900 21,444 35,883 △ 5,911

出典:ニトリホールディングスHP, IR情報、注:表内の数字は百万円単位

 

表2から営業活動によるキャッシュ・フローが毎年プラスであることから、本業でしっかとキャッシュを獲得できていることがわかります。

他方で、投資活動によるキャッシュ・フローは年々マイナスです。これは積極的に投資を行い、さらなる企業成長を目指していることがわかります。

 

表3:財政状態・効率性の推移

2014年2月期 2015年2月期 2016年2月期 2017年2月期 2018年2月期
総資産 321,703 404,793 414,541 487,814 550,507
純資産 247,898 310,531 330,968 394,778 441,668
自己資本 247,099 309,413 329,695 393,693 440,991
流動資産 88,999 123,994 129,989 170,182 164,031
固定資産 232,703 280,799 284,551 317,631 386,476
流動負債 57,891 76,007 67,597 75,724 83,425
固定負債 15,913 18,254 15,974 17,310 25,413
自己資本比率
[単位:%]
76.8 76.4 79.5 80.7 80.1
自己資本
当期純利益率(ROE)
[単位:%]
16.8 14.9 14.7 16.6 15.4

出典:ニトリホールディングスHP, IR情報、注:表内の数字は百万円単位

 

自己資本利益率(ROE)に着目すると、毎年15%前後であることがわかります。

ROEは企業の収益力を示す指標ですが、ROEが10%以上であれば、収益力が高いといえます。それを超えるROEを毎年維持しているので、収益獲得力が非常に優れていることを表しています。

企業の収益力をはかる指標である総資産利益率(ROA)にも着目しましょう。ROAは総資産に対してどれくらいの割合の当期純利益を得ているかを表した指標です。

有価証券報告書には掲載していませんが、当期純利益÷総資産で計算できます。

ROAは5%以上あれば優良であると言えますが、ニトリホールディングス (9843)はこれを大きく超えた水準で推移してます。

ROEやROAが上昇傾向もしくは高水準をキープしている企業でなければ、長期的な成長は見込みづらいです。長期的な企業を探す際、ROEやROAの推移に目を配りましょう。

 

 

上図は2014年ごろからのチャートになりますが、好業績で収益性も高いということは2002年2月期の決算を見ればある程度は予測できたかと思います。その時点で買うことができていれば、株価は5倍以上に上昇したことになります。

好業績で収益性も高いということを出来るだけ早い段階で察知していれば、株価がまだあまり上昇していない段階で買うことができます。そうすればニトリ株のようにキャピタルゲイン(値上がり益)を得ることができます。

現時点(2019年1月)では、ニトリは企業規模がかなり大きくなっているので、今後は成長のスピードが鈍化してくるかもしれません。そして、ニトリが高成長企業であるということは、ほとんどの投資家がすでに知ってしまっていて、株価もそれを踏まえたものになっています。

そこで、私たち個人投資家が見つけるべきは、「10年前のニトリのような企業」ではないでしょうか。

高成長の初期段階にあり、企業規模が小さい故に成長余地が大きく、投資家からの注目も低いために株価がまだ上昇していない企業を探し出せれば、購入から株価30倍上昇も夢ではありません。

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